熊本熊的日常

日常生活についての雑記

ゆたか食堂

2010年08月24日 | Weblog
陶芸の帰り道、巣鴨駅北口のロータリーから少しだけ路地に入ったところにある「ゆたか食堂」で日替わり定食を頂いた。今日は煮込みハンバーグ。定食の構成は、このメインのおかずに丼飯、味噌汁、小皿3品が付く。どの品もたぶん店内調理品。これで500円、しかも旨い。この店は、一昨日、羽生田さんから教えてもらった店だ。店構えは、どこにでもあるような定食屋さん。店内も同じ。いまどき喫煙可なので嫌煙家の人には辛いかもしれない。メニューは勿論、日替わり以外にもあるのだが、なんとなく観察していると、常連と思しき客で占めらている店内では日替わりを注文する人が多い。厨房は「マスター」と呼ばれている中年男性ひとり、フロアは女性ひとり。店に入ったのが午後1時半頃で、昼食時の峠を過ぎていたので、この人数なのかもしれない。この「マスター」がもともとはフレンチだかイタリアンだかのシェフだったのだそうだ。そう思って食べる所為かもしれないのだが、煮込みハンバーグなどは、「老舗」と呼ばれるような店のものに勝るとも劣らない味だと思う。

ところで、今日は陶芸で、今製作中のものが手を離れたら、次は一塊の粘土で一つの大型作品を作るという技法を教えて頂くことになった。去年の10月から轆轤を使って、やや大きな塊の粘度からいくつもの器や皿を挽くという練習を繰り返してきたが、いよいよ次の段階に入ったということである。おそらく、自分の今の生活のなかで唯一、「進歩」という言葉と縁があるのは陶芸ではないかと思う。

2006年10月に陶芸を習い始めて、途中2007年10月から2009年3月までの中断を経て、2009年4月から再開した。週一回なので、そう顕著に進歩するわけではないのだが、それでもコツコツと続けていれば、それなりに習熟することもある。最初は手びねりや板作りだが、そうした技法を一通り習った後で、轆轤を使った成型を始める。私の場合はそれが昨年10月。今度の大物作りがどれくらい続くかわからないが、最終的には小物に戻るのだそうだ。「袋物」と呼ばれる徳利のようなものである。これが上手く出来るようになって、ひとつの学習サイクルが一巡することになる。

気持ちとしては、毎日土をいじりたい。倉庫のような天井の高いスペースのある家を借り、そこに陶芸の設備一式を揃えて、本格的に取り組みたい。なんとかならないものかと思いながら日々暮らしている。

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