熊本熊的日常

日常生活についての雑記

娘へのメール 先週のまとめ

2007年12月30日 | Weblog

DSは楽しいですか。勉強もしっかりやってください。とりあえず、追試を受けなくても済むような学力をつけることを目標にしましょう。

先週は、クリスマスということで閑散としたオフィスで働きました。オフィスが閑散としていていることも、徒歩で1時間かけて通勤しなければならないことも、全く自分の生活には関係のないことだということが改めて確認できました。懸念していた食料品の調達も、特に問題はありませんでした。要するに、世の中の出来事の多くは、個人の生活と直接的には結びついていないということです。それとも、私個人が世間と没交渉にあるということなのでしょうか。

クリスマスというのは、日本の正月とは少し意味合いが違うような気がします。私が育った家庭が貧しかった所為なのか、日本の文化としてそうなのかは知りませんが、年末の大掃除にしても正月のお節にしても、身近な人々と一緒に、一年間無事に過ごすことができたことに感謝し、新しい年も恙無く暮らすことができるよう祈るという意味合いがあり、正月早々不要不急の出費をしたり、揉め事を起こしたりすることは慎まなければならないと思っていました。つまり、正月というものは静かに迎え、過ごすものだと思っていました。ところが、こちらのクリスマスというのは、何かに取り憑かれたように買い物に走り、消費の一大イベントのような様相でした。毎日、ショッピングセンターの駐車場を斜めに横断して通勤しているのですが、24日の朝は、いつも閑散としている駐車場がかなり車で埋まっており、スーパーから山のように商品を買い込んだ人々がカートから車へ荷物を積み込んでいました。クリスマスの準備は終わったけれど、ふと気付いたら足りない物があって、店に駆けつけた、という様子ではありません。この時期は何が何でも買い物をしないと気が済まないという様子です。もし本当に神がいるなら、こんな様子を見てさぞ嘆くのではないでしょうか。

クリスマス明け後、営業を再開したスーパーの棚には明らかにクリスマス用に準備したと思われる商品の在庫処分品が並びます。安いので、私もチーズを買ってみましたが、酷い味でした。こちらの小売業にとってクリスマス時期の重要度がどれほどのものか知りませんが、この機に売上と利益を稼ぐという姿勢を見て取ることができます。

さて、今年ももうすぐ終わります。個人的にはいろいろなことがありましたが、その多くは予定通りのことだったので、とりあえずはほっとしています。ロンドンで暮らすというのは予定外でしたが、新しいことを経験するというのは、それがどのようなことであれ、自分の生活を豊かにするものだと思いますので、じっくりと身の回りことを観察して、知見を深めてみたいと考えています。

珍しく東京の年末年始の天候が荒れるようですが、健康は荒れないように、ご自愛ください。では、また来週。よい年を迎えてください。