くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

犬語翻訳

2006年09月01日 | Weblog
■子供のころ夢中になった本はヒュー・ロフティングの「ドリトル先生航海記」などのドリトル先生、、、シリーズ。ふざけた映画にもなったりしたが、もともとはれっきとした児童文学の名作である。戦地に赴いた著者が小さい娘のために書き送ったものの集大成で、丁寧な著者の挿絵がユニークでいつまでも鮮明に記憶に残っている。

主人公のぽっちゃりしたDr.ドリトルは森羅万象にわたり博識で、各種の動物語を話すことができ、波乱万丈の冒険が大好きというイギリス紳士である。このアマチュア作家の本は、画家で児童施設の介護指導をしていた僕の叔母が絵の好きな僕にプレゼントしてくれたもので、7,8冊あったように思う。もちろん、このキャラクターが現在のこの僕に与えている影響は非常に大きいことはいうまでもない。

犬語翻訳機「ハウリンガル」という商品がある。このことを知ってドリトル先生を思い出したのである。この犬語翻訳にかかわった日本の音響専門家、動物専門家等、開発会社スタッフはイグ・ノーベル(ig novel prize)賞を受賞している。

イグ・ノーベル賞というのは人類の科学の発展に貢献した者に贈られるノーベル賞に対抗して作られた賞で、人類の発展に全く貢献しない発明・発見などに贈られる賞。かなりおバカな企画だが、結構シュールでぼくは好きである。

ハウリンガルで有名になった開発会社タカラは続いて「ミャウリンガル」なる猫語翻訳機を作った。いまはロボット型の猫のおもちゃ(猫があそぶための玩具である)を売っているようだ。ドリトル先生ならきっと買ってみるはずだ。英国犬語、英国猫語のバージョンが出てるかどうかはさだかでない。
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