「戦争法案」が強行された ー 何十万、何百万の「安倍コベさん」達が支える、日本社会の硬直と抑圧

2015年09月21日 | 社会

「戦争法案」が強行された。

自民党の人達のやることや、その思考行動パターンは、今回は特に
それが顕著だったけど、会社や役所の中では、組織の力やその時々
の権力者にペイペイし、家に帰ると家庭内暴力を振るったりする人
とよく相似相関している。
そして、それは昔も今も日本の多くの男性の一つの典型的モデルを
確かに具現化している。だからこそ、自民党はそれなりの支持を
何十年も獲得してきているのだろう。

本当に何十万人か、何百万か、或いはもっと沢山の安倍コべさんが
日本にはたくさんいる。そして、その多くの人が仕事には実に熱心で
課題遂行能力も相当高いところにある。
でも、自分の生きることの意味にはかなり大雑把だし、歴史文化や
彼岸の存在など、いわゆる超越的な価値への関心よりは、その場的な
表面形式への迎合的関心や従順性が際立っている。

日本の社会がもし本当に変わっていくならば、衆議院、参議院、或いは
官僚のような社会の上部構造の変化、改革だけでなく、自由と寛容を
毎日の生活の中で生きようとする人達が、よっぽど多くならなければ
ならないだろうとつくづく思う。

今日は末の娘がウィーンに引っ越す前の最後の週末。長男や彼女の
ハナちゃんも誘って、現代美術のインスタレーションで有名な市内の
美術館を訪ねた。

指定された制服を着たり、安全ネットの中で空中遊泳ごっこをする
のは、自分が選んだ時だけで十分だと思う。 





このことに関連するような、昔の記事(2010年9月)も下記に転記
しておきます。


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 今日は本当に久し振りの「ひとり水泳部」
泳ぐよりもブールサイドに寝っ転がって、大きな伸びをしたり
日向ぼっこをしたりホンワリしている。秋の陽射しも心地よい。
僕のコーチは、「明日のジョー」より「バカボンのパパ」。
無理をしない。





そんなことを考えながら、ここ最近読んだ2つのツイートを思い出す。

@minorikitahara「国益」って言葉を使って話す人に、
あんたは大臣か! と笑ったところ口論になる。 
バカにした訳じゃないよ、ほんとに冗談だと思ったんだよ! …
私にとって「国益」なんてものがあるとしたら、
ご近所どうし仲良くね! だけだな。一人一国益よん。


(その通り!)

@footballanalist ドルトムント戦を見る。ただゲームを殺す力が
まだないのは、チームが香川が全能の神として君臨するときを
待っているから。…


(ドイツでは誰も考えなかったことだ!客観性も根拠も全く無いが
実にユニークな発想。)

双方どちらも気軽に書いた言葉だろう。でも両者の間には大きな
開きがある。一方は少し神がかり、変な愛国主義、意味の無い
島国根性。男性論理が転がって行く。他方はすっきり自然体。
女性の当たり前。

なお、このサッカー評論家の方のツイートは、
文芸春秋書籍営業部@bunshun_hceigyo のRTで見つけたものです。 
僕は「全能の神?。ただの外国人選手です。いくらRTとしても、
文芸春秋の知性を疑います。」と@bunshun_hceigyo にリプライ
したところ、いつの間にか、そのRT自体を削除していました。

文芸春秋は昔から好きな雑誌です。事大主義と事なかれ主義は
あまり好きではありません。

無理をしない。理の無いことをしないこと。

 


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