アーレンの朝の散歩ードイツの「地方創生」

2017年10月11日 | 社会

南独の秋の朝。
昔からのドイツのマルクトの風景の中をひとり歩きました。
アーレンは中世からの古い街、そこでの数日間の仕事を終えて、
今日は気が向くままの一人旅です。

第二次大戦中に連合軍の爆撃を受け、大きく破壊された街並みを
戦後復興して、経済成長の時代もその景観の保全を図ったこと。
そして、土地の人々がその中で今の暮らしを営んでいること。
それはこの街だけのことではありません。
ドイツで仕事をしていると各地の出張先でよく見る風景です。

政治・経済・文化の分散化、地方分権、地方分立の精神。
こういうことが現代ドイツの盛んな国力にも、そしてもちろん、
人々の日常の暮らしの満足度にもつながっています。

一極集中の人達が机の上だけで考えた「地方創生」などという
空言とはかけ離れた風景がここにあると思います。

 

 



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