8月15日にタネをまいたハクサイ。11月6日にまずは1個を収穫してみた。この冬は全部で24株できそうである。これでひと安心。大好きな白菜の漬物「お香香」をこの冬もずっと食べられそうである。これが楽しみだからハクサイの栽培に失敗は許されない。立ち並ぶ姿を見てやっと肩の荷が下りた感じでいる。
初収穫のものは大きい。ずっしりと重い。見事である。何キロあるんだろう。ひょう量4キロの上皿はかりでは間に合わず、それならと体重計で量るとなんと4.6キロもあった。大物であった。重いはずである。
周囲の菜園もハクサイの収穫を始めている。タネから育てているのはわたくし以外になく、たいがい苗を買って植えつけている。タネから育てるとかなりむずかしい野菜になる。本葉が4、5枚の市販苗を植えつけると、あっという間に収穫を迎えてお手軽だが、これでは育てる楽しみはない。
タネから育てると、この本葉4,5枚まで生育させるのがいちばんむずかしく、腕の見せどころであり、楽しめるところでもある。
今年のハクサイの栽培は例年に比べて手がそれほどかからなかった。初期生育にだいぶ神経を使う野菜であるのだが、今年は不思議とうまくいった。お盆までは雨がなく酷暑の毎日だったが、それを過ぎてからは適度に雨が降ってくれたおかげである。それに初期生育期に致命的な害虫の被害がなかったからだ。
ハクサイのお香香が一番うまいのは12月から2月までの厳寒期。せっかくだからすぐにでも食べたいのだが、かみさんは遊びに忙しく、漬ける気配さえ感じられない。しばらく待つほかないか。