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BIG FARMの農事日誌です。

大人の休日パスで新潟県南魚沼の山ー6月24日に飯士山に登る(2)

2023-06-29 | 登山

岩原スキー場から望む飯士山。左手が南コースで、右手が東コース


<わたくしの好きな山登り

大人の休日倶楽部パスを利用して、6月24日から6月26日までの3日連続の登山。

はじめに=大人の休日倶楽部パスで3日連続の登山へ
6月24日=新潟県南魚沼の「飯士山」
6月25日=青森県下北半島の「釜臥山」
6月26日=前半)青森県下北半島の「大尽山」
6月26日=後半)恐山菩提寺と恐山温泉
6月27日=盛岡で冷麺とじゃじゃ麺を食べ、そして仙台で途中下車

 


1日目の6月24日は新潟県南魚沼の飯士山を歩いた。

JR岩原スキー場前駅から出発。登りは南コース、下りは東コースを取り、出発点に戻るという周回コース。登り2時間30分、下り2時間。標準タイムで歩くことができた。

冒頭の写真で見ると、南コースは左手の尾根を登り、東コースは右手の緩やかなスキー場の管理道路を下ってくる。

往路の南コースでは、最後のリフト降り場から先が登山道となり、頂上直下まで灌木のなかの急坂を歩く。短い区間ながら足元が悪く、岩と土が濡れていて滑りやすくかなり気を使う。ストレスがたまる道だ。年寄りにはこの道を下りに取りたくない。

この灌木のなかの道を抜ける視界が開け、こんどは岩場になる。鉄の鎖や足掛かりがあるものの、それまでの灌木のなかの滑りやすい道と比べたら、問題なく歩を進めることができる。まもなく頂上だ。

下りの東コースは南コースと比べたらずっと歩きやすい。下りにこちらを選択してよかったと思ったくらい。


山行日 2023年6月24日(土)日帰り
天気 くもり
山域 新潟県南魚沼
メンバー 単独
コース&タイム
登りは南コース、下りは東コースの周回
我孫子駅5:42=6:15上野6:42(上越新幹線)=8:02越後湯沢8:14=8:18岩原スキー場前駅ー9:00岩原スキー場ー9:42第3リフトー10:20神弁分岐ー10:40飯士山山頂11:05ー11:30山頂クワッドリフトー12:40岩原スキー場13:05ー13:45岩原スキー場前駅14:01=越後湯沢駅15:13=16:22上野16:42=17:14我孫子駅


昨年の2022年同じ時期に谷川岳の「奥の院古道」を歩いた。かつての奥の院への参道を、数年前に新たに切り開いて復活させた。谷川岳の各コースはほぼ歩いているが、このコースの目新しさに魅かれて歩いた。ところがこのコース、参拝道というイメージとは異なり、区間は短いもののなんとバリエーションに等しい道だった。細い尾根を転落しないようかなり真剣にならざるをえなかった。

昨年の2022年の記録から抜粋
6月18日に谷川岳の「奥の院古道」を歩いてきた。現地の案内板によると、この道は「室町時代頃より谷川岳の奥之院への参拝道として活用」とある。
奥の院古道とは、谷川富士浅間神社から天神山に至り、そこから天神尾根を伝わって谷川岳のオキノ耳にある奥の院までの道である。天神山から先は多くの登山者が利用する一般登山道になっているので、復活した参拝道は廃道となっていた神社から天神山までの道となる。


こんかいは3日連続の登山になる。1回目から75歳の老体に負担をかけると後が持たないから谷川岳の選択は避けことにして上越のほかの山を探した。たまたま「飯士山」を見つけた。この山は知っていたが登ったことはない。それに低山だ。初日は軽く足慣らし程度の山がいい。それにJR岩原スキー場前駅から歩いて登れるというのだからこれに決めた。

飯士山は「いいじさん」と読む。これを繰り返し声に出していると、いいじいさん、いい爺さんになる。だれかにぴったりの山ではないか。

JR岩原スキー場前駅の標高は405m、飯士山が1,111m、標高差は700m。

JR岩原スキー場前駅で下車。ここから飯士山を眺めることができるはずであった。ところがガスでなにも見えない。

駅からスキー場までは急坂の舗装道路を30分ぐらい歩く。
ここが岩原スキー場。目の前に飯士山がそびえているはずだがガスのなか。
リフトに沿ってのぼる。ゲレンデの道は間違えやすい。やっぱり間違えた。

最後のリフト降り場を過ぎると、登山道になる

南コースの登山口

振り返ると牧歌的な風景が広がる

灌木のなか、濡れた岩と土の急登がつづく。繰り返すが足元が悪く辟易する

神弁橋への分岐

灌木のなかの道がようやく終わるとやっと視界が広がる。見えそうで見えない飯士山

南コースと東コースの分岐。帰りはここから東コースへ入る

すぐに岩場。鉄鎖があるが、難なく通過できる。この岩場の先が山頂だ

山頂はいまだガスのなか。上越の山並みの展望がいいと聞いているだけに期待していたが、これではまったく見えない。
自分でも驚くことがある。長年山をやっていると、いつのまにか山頂から同定できる山にほとんど登っていることがわかる。この山もあの山もと時間を忘れて眺めるのがいまの楽しみ。

山頂には夫婦の2人。てっきり誰もいないと思っていた。せっかくなので写真を撮ってもらう。なんとこの姿になった。その場で確かめなかった。がっかり

長居は無用と早々に腰を上げて下山開始。岩場を下り、分岐まで戻って東コースに入る。

東コースには1カ所だけ岩場があるが、ここも容易い

この岩場を降りると、周囲が急に明るくなってきた。振り返るとガスがはれて、飯士山がやっと姿を見せてくれた。待ちましたよ。もう少しだけ頂上にいたらと思うと残念無念

山頂クワッドリフトまでは尾根を下る。ここから先はスキー場のなかを行く

こんな歩きやすい道がずっと続く

登り始めたときは飯士山が見えなかったが、いまはこのとおり

予定時間通りに岩原スキー場前駅に戻った。ホームからも飯士山がご覧の通り

蒸し暑い日であった。汗をかなりかいた。越後湯沢駅の東口にある「江神温泉」に入浴するつもりでいた。浴場に着いたのが14時10分。ところがオープンは15時から。あきらめた


帰りの新幹線は15時過ぎ。それまで駅構内にあるポン酒館の〈唎酒番所〉を楽しむ。500円払い、小さな猪口で新潟の酒を飲む。県内の蔵元の酒がずらりと並ぶ。清酒好きのわたくしにはなじみの銘柄がかなり多い

1カ月ぶりの登山。年相応に山をやるだけの体はできていると思っていたのだが、蒸し暑い中を歩いただけにかなり消耗した。これも年相応なのだろう。

家にいったん戻り、あす6月25日からは青森県の下北半島の山に向かう。


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