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大人の休日パスで青森県下北半島の山ー6月25日に最高峰・釜臥山を登る(3)

2023-06-30 | 登山

下山を始めてすぐにガスがあっというまもなくはれた。ほんの数分早ければなあ
山頂にある“異物”は航空自衛隊のレーダー施設


<わたくしの好きな山登り

大人の休日倶楽部パスを利用して、6月24日から6月26日までの3日連続の登山。

はじめに=大人の休日倶楽部パスで3日連続の登山へ
6月24日=新潟県南魚沼の「飯士山」
6月25日=青森県下北半島の「釜臥山」
6月26日=前半)青森県下北半島の「大尽山」
6月26日=後半)恐山菩提寺と恐山温泉
6月27日=盛岡で冷麺とじゃじゃ麺を食べ、そして仙台で途中下車

 


3日連続の登山の2日目、6月25日は青森県下北半島の最高峰・釜臥山を歩いた。

大湊線の終着駅大湊駅下車。東京からここまでの移動時間は6時間半。遠くまできたもんだ、そんな感慨を持つ。駅からバスに乗り海上自衛隊前下車。ここが登山口となる。目の前が大湊湾だから海抜ゼロメートルから登り始めて釜臥山の山頂までの標高差は878メートル。登り始めたのが13:15で、登山口に戻ったのが18:20。登りに2時間30分。下りに2時間10分かかった。

この日の釜臥山は、前日登った新潟県南魚沼の飯士山となにもかもが似ているといった印象だ。
まず天候。海は晴れている。だが山はガスだ。登り始めてから山頂を後にするまで山はガスのなか。山頂での展望はなし。下山始めて5分もたたないうちにガスが急速に、あれという間もなくはれて姿を見せたというのだから悔しいのなんの。あと少し山頂にいれば展望がと、この日も涙、涙といいたいが、梅雨の時季だからしょうがないと思えるようになっていた。というのも山頂からの展望だけは拝めなかったが、下山中はずっとガスがなく時折晴れ間が見えていたからそれで納得したのだろう。


それにルートもそっくりだ。まずはスキー場のゲレンデを登り、次が背丈を越すほどの灌木帯の道。木の根と岩まじり細い道で、いやになるほどストレスを感じた。これを通過すれば山頂直下のガレ場となり、すぐに山頂だ。

釜臥山の山頂には航空自衛隊の巨大なレーダー施設がある。これが目立つ。目立つどころではないほどに目立つ。むつ市内からだとどこからも見え、すぐにそれとわかる。


山行日 2023年6月25日(日)
天気 くもり
山域 青森県恐山山地
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅6:13=6:45上野7:02(東北越新幹線・やまびこ51号)=9:43八戸10:50=12:49大湊13:05(JR東北バス)=13:12海上自衛隊前バス停13:15ー13:35釜臥山スキー場ー第2リフト乗り場ー14:00第2リフト乗り場ー14:39第1リフト降り場・望海雪楼ー15:29巨石群ー15:32ガレ場-15:45山頂16:08ー16:56七面山ー17:07第1リフト降り場・望海雪楼ー17:41第1リフト乗り場ー17:56第2リフト乗り場ー18:20海上自衛隊バス停18:40=19:10むつ市内(泊)


大人の休日倶楽部バスの利用者がどれくらいになるのかわからないのだが、利用期間はたしかに混雑する。とくに東北新幹線がそうだ。関東の人間は北に、東北の人間は南に移動する。早い時間帯の新幹線の車内は十中八九がこのパス利用の年寄りとなる。わたくしもその一人。
じつは釜臥山登山開始時間を少しでも早くするため「はやぶさ1号」に乗れば登山開始が1時間早くできる。しかし常に満席状態で、毎日のように空席が出ていないか確認するがだめだった。それで次発の「はやぶさ51号」にせざるをえなかった。

大半の乗客は一つ手前の下北駅で下車した。終着駅の大湊駅まで来たのは10人ぐらいで、大人の休日倶楽部パス利用の男のお年寄りばかりとみられる。この終着駅を見るのが目的で、次の電車で戻るのだという。それだけのためにここまでといいたいが、わたくしだってここまで山登りに来たのかといわれかねない。

ちなみに本州最北の駅はてっきり終点のこの大湊駅とばかり思っていたが、ひとつ手前の下北駅だという

JR東北バスで海上自衛隊前下車。ここが登山口。目の前が大湊湾、海抜ゼロメートルから878メートルの山頂を目指す。
13:15出発。すぐに坂道になる


釜臥山スキー場に着いた。第2リフト乗り場。第1リフト乗り場を目指す。
釜臥山は目の前にある。だがガスで隠れている。ここからゲレンデを行く。道はまっすぐに延びる。あっそうだ、忘れてはいけない、クマ除けベルを取り出す

海はご覧の通り晴れ渡っているが、山はガスのなか

ゲレンデの急な道がつづく。第1リフト乗り場に着く

さらに急坂を上って第1リフト降り場。近くにある望海雪楼

ここが第1リフト降り場。ここでリフトは終わり。これから登山道となる。向かう山は
ガス

すぐに大きな岩が現れて祠がある。ここが七面山

ここから先はずっと灌木帯となる。これがくせもの。背丈を越える木々のなかを進む。木の根と岩のまじった細い道、濡れてかなり滑りやすく歩きにくい。一刻も早く抜けだしたい、そんな道


やっと灌木帯から“脱出”する。すると目の前に見上げるような巨岩群。突然に現れたのでびっくりした。この大きさをカメラでは表現できないほど

こんどは、すぐに岩が積み重なるガレ場が頂上直下まで続く。歩きにくいが問題なく通過。黄色のペンキで進行方向が示されている。ガスのなかでも安心だ

頂上のレーダー基地。回り込んで舗装道路に出ると、すぐそこが山頂だった

山頂。2時間30分で来た。かなり地味な山頂標識だった。スマホをひと回り大きくしたほどのサイズ。なぜここまで小さく地味にしなければいけないのかと考えてしまうほど。
やはりガスのなか。覚悟していたがやはり残念

山頂標識の前には、左に兵主神社奥宮の古い祠、右に新しい釜臥山嶽大明神の祠がある

だれもいない。ひとり。山頂の記念写真はセルフタイマーで撮る。カメラは石の祠に置くしかないようだ。なんども撮る。そのたびに確認するが気に食わない。ようやくこれならというのが撮れた。展望がないから休憩を兼ねてとはいえ10分もかかかってしまった。ゆっくりはできない。慌てて腹ごしらえして下山。山頂滞在時間は25分ほど

下山を始めて5分もしないだろうか。急にガスがはれてきた。あれよあれよという間に青空も見えてきた。釜臥山が姿を見せた。
しまった! 山頂にもう少しいればよかったのに。昨日と同じ状況となった。
それでも天気が回復しただけでもご機嫌になる。
じつは天気予報では夕方から晴れマークが出ていた。そのとおりになったものの、山頂ではその機会に恵まれなかったといえる

すっかり晴れ上がった。
登山口となる海上自衛隊前バス停に戻ったのが18:20。2時間ほどで下山できた。
出発時間が13:15。スタートが遅かっただけに明るいうちに下山できてほっとしている。

ここからバスでむつ市内へ、きょうはホテル泊。

あした6月26日は、この山旅の本命の恐山・大尽山に登る。朝6時にタクシーを予約してある。なによりもうれしいのは、あすが梅雨の晴れ間で、晴れマークがついていること。本命の登山の日が晴れになるとは! 


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