30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

まずは1個、黄金マクワウリ

2020-08-01 | キュウリ

8月1日、待望のお天道様が顔を見せた。それっとばかり布団、ついでに登山用具一式も押し入れから引っ張り出して干した。夏山到来だ。この3年は夏山を歩いていない。老い先短いだけに出かけたい。しかし2つの理由からこの夏は静かに家の中にいたほうがいいのか。ひとつはコロナ禍。もうひとつは脚の不調で歩けるのかという不安。無理しないでも来年があるさと思いたいけれど、70を過ぎると来年が確実に来るとは思わなくなる。脚の不調以来どうも弱気になっている。これが年を取ったということか。

7月30日に黄金マクワウリを、まずは1個収穫した。なぜかこれだけが生育がかなり早かった。ヘタの周囲にひび割れができてくると収穫のサインとなる。それを承知しながらも最初の1個はやや早めに取ってしまった。虫食いで傷んでいた個所があったからだ。

マクワウリはメロンがもてはやされるあまり、いまや片隅に追いやられている。周囲の菜園でもこれを作っているのはわが菜園だけ。昭和30年代前後の少年のころの思い出がそうさせるのか、夏になるとこのマクワウリが妙に食べたくなる。スイカはそれほど食べたいとは思わないがこちらは食べたくなる。

メロンに比べると甘さは格段に落ちる。それでも完熟物は甘い。しつこくないさっぱりとした甘さだ。果肉の食感はサクサクと小気味よく、夏の果物にはうってつけと思うのだが、どうも人気がない。ひねくれ老人は人気がないとつい作る。

タネは一昨年に自家採取したもの。ことしはタネから3株を育てた。地這いキュウリのとなりで育てている。摘心したあとは放ったらし。人口授粉はしないで自然授粉まかせ。それでも実はなる。この夏はなぜか実の数が多い。


2020年の読書

2020年7月の読書
・少年と犬(馳星周著・文藝春秋)
・暗い森を抜けて(黒川創著・新潮社)
・銀花の蔵(遠田潤子著・新潮社)
・ダリエン地峡決死行(北澤豊雄著・産業編集センター)

2020年6月の読書
本棚から「金閣炎上」を引っ張り出した。奥付は昭和54年10月25日7刷とある。40年ものあいだ積読、と思っていたのだが、読み進めていくと既読感がずっとあった。

・じんかん(今村翔吾著・講談社)
・稚児桜(澤田瞳子著・淡交社)
・金閣炎上(水上勉著・新潮社)

・独ソ戦(大木毅著・岩波新書)

2020年5月の読書
・たまたまザイール、またコンゴ(田中真知著・偕成社)
カーテン(アガサ・クリスティー著、田口俊樹訳・早川書房)
・火星の人(下)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)

2020年4月の読書
コロナ禍で外出自粛。読書三昧で積読を少しは解消できると思ったがダメだった。菜園のほうが忙しくなったためだ。

・火星の人(上)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
・ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー著、鈴木恵訳・新潮文庫)
・潜入ルポamazon帝国(横田増生著・小学館)

2020年3月の読書
70を過ぎたいまになってやっと源氏物語を読み通すことができた。角田光代訳の「源氏物語」(下)巻を手に取った。新刊である。これまで(上)と(中)の巻を読んできた。源氏物語は挫折の連続だった。円地文子訳、谷崎潤一郎訳でつまずいた。今日明日をも知れぬ命の高齢者となったいま、これが最後の機会だなとその覚悟で角田光代訳にのぞんだというわけである。わたくしの小さな脳みそでは原文を読むことなんて考えられない。現代語訳で筋を追うだけで精いっぱいであった。

・角田光代訳「源氏物語(下)」(池澤夏樹=個人編集日本文学全集、河出書房新社)

2020年2月の読書  
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ著・ 新潮社)  
・大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件ーなぜ美しい羽は狙われたのかー
(カーク・ウォレス・ジョンソン著、 矢野 真千子訳・化学同人) 
・待ち遠しい(柴崎友香著・毎日新聞出版) 
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子著・河出書房新社)

2020年1月の読書
「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房) 
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)

⇒2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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