30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

雲取山へ(1)ー三峯神社から登り、ヨモギ尾根を下る

2021-11-07 | 登山



ヨモギ尾根の紅葉はすばらしい
1500mあたりの絶頂期の紅葉と黄葉(11月6日



山行日 2021年11月5(金)、6(土)の両日
天気 両日とも秋晴れ
山域 奥多摩
メンバー 単独行
コース&タイム
11月5日(金)三峯コースを登る
我孫子駅5:53=6:23日暮里6:28=6:41池袋6:58=7:47飯能7:53=8:43西武秩父9:10=10:25三峯神社10:35ー10:55妙法ケ岳分岐ー12:03地蔵峠ー12:15霧藻ケ峰12:28ー12:40お清平ー13:40前白岩山ー14:00白岩小屋ー14:29白岩山14:40ー14:52芋ノ木ドッケー15:31大ザワー16:00雲取山荘(泊、2食付きで8500円) 

11月6(土)ヨモギ尾根を下る
雲取山荘6:25ー6:55雲取山7:25ー8:05奥多摩小屋跡からヨモギ尾根にー8:15旧奥多摩小屋の水場ー8:32(1658m)ー8:50(1579m)8:55ー9:34(1506m)9:40ー10:10(1466m)ー10:15(1450m)10:35ー12:46登山口ー12:52塩沢橋ー14:07お祭バス停14:13=14:54奥多摩駅15:09=17:44我孫子駅


<わたくしの好きな山登りのHP

秋晴れのなか奥多摩の雲取山を歩いてきた。目的はヨモギ尾根の紅葉を楽しむこと。ヨモギ尾根は閉鎖された奥多摩小屋から南に延びる尾根。バリエーションルートに準じ、破線でコースで記されている。以前から気になっていた。雲取山には、これといって紅葉がいいコースはないと思い込んでいたのだが、ヨモギ尾根にかぎっては紅葉がすばらしいという。それならと腰を上げた。

たしかにヨモギ尾根の紅葉は、尾根の両側に紅葉が延々と続いてじつに感心した。紅葉にはちょっとばかりうるさいじじいだが、ここなら推薦しがいがあるというほど目を楽しませてもらった。いいですね。すっかり満足しました。

でもここはバリルート。常に道迷いの不安が付きまとう。紅葉の美しさに目を奪られながらも、道を見失わないよう気が抜けない。不安と歓喜の繰り返し。道の形はよくわかる。しかし踏み跡が薄い。この時季はそこに落ち葉が降り積もり、道がわからなくなる。広い尾根に出ると、とたんにそうなる。なんども道に迷うながらもようやく登山口に降り立ったときは無事に歩けたという安心感に包まれた。


雲取山を目指すのは、山行記録を見ると、テントを背負っての2004年の長沢背稜以来となるからかなり昔の話になる。雲取山はあまり歩いていない。それでも昨年だろうか、雲取山の地図を眺めていたら、雲取山への登山道はほとんど歩いているのがわかった。意外だった。半世紀も山をやっていると、どこをどう歩いたのか記憶があいまいになりすぐには思い出せなくなっている。

雲取山を歩いた回数は、かりに10年にいちど歩いたとすると、この半世紀で5、6回ほどになる。たぶんこんなもんだろう。それでも以下に示すコースを歩いているのだから計画してコース取りをしてきたといえる。

雲取山へこれまで歩いたコースをみる。
東は、①石尾根コース②長沢背稜コース③富田新道(野陣尾根)コース
北は、三峯神社コース。
西は、奥秩父縦走からの飛竜山コース
南は、①鴨沢コース②三条の湯コース③ヨモギ尾根コース

以上のコースで歩いていないのがヨモギ尾根になる。それなら歩いてみるかという気持ちになる。ところがその気になったものの、登山口となる後山林道が通行止めだ。ことし8月から通行できるようになった。これを逃す手はない。

予定は雲取山荘泊りの1泊2日。今回は北の三峯神社から歩き、南のヨモギ尾根を下る。雲取山荘は紅葉の季節は10月末から11月いっぱいまで、土曜日は満室だ。

天気予報を見て11月5(金)、6(土)の両日に決定。雲取山荘も無事に予約できた。三峯神社コースを歩くのはたぶん40年以上も前になる。雲取山荘に泊まるのだって建て替えられる前だからこれだって40年以上ぶりになる。

標高差は次の通り。
・登り=三峯神社バス停(1102m)から雲取山(2017m)
・下り=雲取山(2017m)からヨモギ尾根を経てお祭バス停(600m)


1日目=11月5日(金)
西武秩父駅から三峯神社行きのバスは、平日でも紅葉シーズンで2台。早めに並ばないと座れないという。やはりいずれも超満員になった。わたくしは駅ホームから猛ダッシュしてバス停へ。すでに20人ほどが並んでいた。その後ろに並ぶことができた。これで余裕で座れた。この後に特急電車で来た人たちは座れなかった。ほとんどが三峯神社詣で、登山者は10人にも満たなく意外だった。

三峯コースは、40年以上も前にいちど登っているとはいえ、その記憶は忘却の彼方へ消えてしまったらしい。これほどアップダウンのあるコースだったのかと、登りながら思い知った。とくにお清平からの登りはかなりの急坂。それも岩場の細尾根でこんな個所があったのかと、転げ落ちないよう前白岩山までは慎重に登った。まもなく後期高齢者になる。体力の急速な衰えを自覚しながらも、5時間30分で山小屋に着いたのだからかなり頑張った。

三峯コースでは紅葉は三峯神社周辺に限られ、登山道に入ると紅葉はさっぱりみられない。期待しないほうがいい。それを取り返すかのように、2日目のヨモギ尾根の紅葉のすばらしさといったらない。1日目を補ってあまりあるほどの美しさであった。


三峯コースの紹介はごまんとあるから簡単に記す。

10:35 三峯神社のバス停出発。



駐車場前の紅葉。

10:47 白い鳥居をくぐって登山開始。



12:05 地蔵峠



地蔵峠から見る両神山。

霧藻ケ峰 12:15から12:28 ここで休憩。



霧藻ケ峰のドウダンツツジ。このコースで一番きれいだった。

霧藻ケ峰からの両神山。



霧藻ケ峰からの和名倉山。

12:40 お清平
霧藻ケ峰からぐんぐんと下って、鞍部のお清平。ここから登り返す。ここからがこのルートのいちばんの難行というべきか。目の前に岩場の急坂がそびえる。この先、細い岩尾根のアッダウンが続くから気が抜けない。ここは慎重にと心がけた。かなり注意して歩いた。

13:40 前白岩山
この前白岩山まで来ると、細尾根のアップダウンがようやく終わり、気分的に安心する。ここからも白岩山までアップダウンがあるが、それほど苦にならなかった。



14:00 白岩小屋
廃屋の白岩小屋まで下り、ここから白岩山へ登り返す。

14:29 白岩山。
ここで休憩。ここからは大ザワまで下り一方。

14:52 芋ノ木ドッケ
「冬季の滑落注意」の看板がある。たしかに桟道のところは緊張した。



15:12 長沢背稜の分岐点。
2004年は重荷を背負って長沢背稜を縦走しここに出た。
日が陰り寒さを感じるようになる。

15:14 雲取山が正面に見えてきた

15:31 大ザワ 
大ザワ林道の入り口には「通行止め」と記され、柵で入れないようになっていた。

雲取山荘のテント場。すでに満員状態で、場所をさがすのに手間取っているようだ。

16:00 雲取山荘。5時間30分で着いた。
アップダウンが続いたので、到着は17時近くかなと思っていたのだが、年寄りなりにかなり頑張ったとみえて予定より早く着いた。

雲取山荘は11月の紅葉時期がいちばんの客入り。平日だというのに満室。16時を過ぎるとかなり寒い。室内はストーブがたかれ、部屋には炬燵が入っていた。それでも館内でだれもがダウンを羽織っている。



小屋に着いてすぐにやることはストレッチ。18時の夕飯まで念入りにやった。70を過ぎてからというもの、登山すると必ずといっていいほど夜中に脚が痙攣する。その予防なのだが、それでも痙攣する。この野郎と思うほどこれが痛い。すぐに「芍薬甘草湯」を飲む。いまや忘れてはならない薬で山には必携だ。年寄りの登山者はだれも愛用している薬のはず。

水場は、明日の朝は冷え込むというので凍結防のため給水ストップ。夜のうちに明日の分を確保する。

トイレは屋外にある。年を取って、いまは夜中に1、2回は用足しに起きる。ダウンを羽織って外に出たのだが、未明の寒さはそれほどでもなかった。空気が乾燥して天気がいいので、都内のまばゆいばかりの夜景を眺めることができる。ここまできれいの見えるんだと感心してしまう。

⇒2日目=11月6日(土)の紅葉に彩られたヨモギ尾根を下る、につづく。


      
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