1月21日(日)3時(ベルリン時間 20日19時)からベルリンフィルデジタルコンサートで「ハーディングがブルックナー《ロマンティック》を指揮」のライブ中継がありました。
プログラムには『このコンサートでダニエル・ハーディングが指揮するのは、ブルックナーの交響曲第4番《ロマンティック》。中世の町の塔から聞こえるホルンの音、森のざわめき、狩りの風景……。ブルックナーは、これらのイメージを抱いて生き生きとした色彩溢れる交響曲を作曲しました。前半で演奏されるヴィトマンのヴィオラ協奏曲の独奏を務めるアントワン・タメスティは、その楽器から驚くほどパーカッシブかつ暖かく陰影のある音を引き出します。』とあります。
このコンサートは、2024年1月20日に没後10年となるクラウディオ・アバドを偲び、彼に捧げられます。
開演前に ヴィオラ独奏の アントワン・タメスティとベルリンフィルの ヴィオラ奏者 ヴァルター・キュスナーの対談のビデオが流れました。最後の写真は二人のヴィオラ奏者が使用しているストラディヴァリウスです。
演奏が始まりました。指揮は ダニエル・ハーディングです。
①曲目:イェルク・ヴィトマン作曲 ヴィオラ協奏曲
アントワン・タメスティ(ヴィオラ)
この曲は作曲者がアントワン・タメスティに捧げた曲。タメスティ独奏、ハーディング指揮 バイエルン放送交響楽団のCDがあります。
ソリストのタメスティはオーケストラの中を動き回りいろいろな楽器やオーケストラととセッションしているようです。最初はタメスティがヴィオラの指板やあごあてを叩いたりする音から始まります。それに打楽器が応える・・・。ヴィオラの弦をつま弾く・・・。ヴィオラを弓で弾く・・・。そしてシャウトも・・・。
とても面白い演奏でした。この演奏はタメスティにしか出来ません。
休憩時間中に 指揮者ダニエル・ハーディングとヴィオラ奏者 ヴァルター・キュスナーの対談のビデオが流れました。はじめは没後10年となるクラウディオ・アバドの思い出、そしてブルックナーの交響曲4番へと移ります。
②曲目:アントン・ブルックナー作曲 交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》(1878/80年第2稿)
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