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ラスト・ムービースター

2021年07月07日 | 映画

「ラスト・ムービースター」を観ました。

かつては映画界のスーパースターとして一世を風靡したが、今では人びとからほぼ忘れられている状態のヴィック・エドワーズのもとに、ある映画祭から一通の招待状が届く。

功労賞を送りたいという映画祭にしぶしぶ参加はしたものの、騙しに近い名もない映画祭であることがわかり、エドワーズは憤慨する。

しかし、そこは彼が生まれ育ったノックスビルの町の近くだった。

育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアム……

久しぶりにふるさとの町を訪れたエドワーズに懐かしい思い出が去来していく。

 

老人になった往年の映画大スターが主演を務める”終活ムービー“です。

イーストウッドの「運び屋」、レッドフォードの「さらば愛しきアウトロー」に続きバート・レイノルズの作品を観てみました。

レイノルズは「脱出」「ロンゲスト・ヤード」「トランザム7000」「ブギーナイツ」など数多くの作品に出演し、2018年9月に82歳で亡くなりました。

劇中にはそんな過去の作品が多数引用されています。

若い頃は生き生きとして自由奔放で怖いもの知らず。

人から何を言われても聞く耳なんて持っていない。

老いてそんな人生を振り返ると、間違いだらけだった事に気付く・・・

落ちぶれたスターという役柄をユーモアたっぷりに演じています。

誰もが人生の結末を知っている。 だが途中のあらすじは変えられる。

第二幕で無様な演技をしても観客は忘れると名プロデューサーが言っていた。

第三幕が素晴らしければ・・・

エドワーズの劇中の言葉が胸に沁みます!

過去と今の自分と向き合い明日への力が漲る感動作でした。

 

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