@ kill time

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五十嵐 貴久/リミット

2013年09月03日 | 小説

リミットを読みました。



「番組を聴いたら、死のうと思っています――」

ラジオの深夜番組に自殺予告のメールが届いた。

ディレクターの安岡は放送のなかで自殺の翻意を呼びかけようと主張。

だが、いたずらの可能性は否定できないと、局の幹部は安岡の訴えを退ける。

パーソナリティの奥田も「死にたいヤツは死んだらええ」と取り合わない。

焦る安岡。

一年前、イジメを苦にして自殺した息子を救えなかった過去を持つ安岡には、このメールにこだわる強い想いがあったのだ。

同じ過ちは繰り返さない。

番組終了まで6時間半。

狭いブースを舞台にラジオマンの熱き闘いの幕があいた・・・。


北海道の片田舎で育ったHさん、中学2年生の頃から高校生時代にかけて受験勉強の傍らで深夜放送を良く聞いていました。

と云うよりも深夜放送を聞きたくて、放課後は家に帰ってから夕食前まで一度寝て夜中の放送に備えるといった生活でした。

「セイ!ヤング」から始まり「オールナイトニッポン」を聞き、時にはその後の「走れ歌謡曲」も聞いたりしていましたね~。

それも雑音まじりのラジオで・・・。


いや~、懐かしいな~!!

本作はそんな深夜放送を題材にした小説です。

ストーリーの設定としては面白いのですが中盤までは放送局内の話ばかりでなかなか進展しません・・・

後半にようやく盛り上がりましたが、ラストも驚くほどの結末じゃなった・・・。

この小説の満足度:☆☆☆

コメント
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