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草若葉
シニアの俳句日記
~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も
今日の俳句 / 白梅 (四捨五入)
2017-02-28
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Weblog
とうとう二月も最後となりました。梅は二月の季語ですから滑り込みです。
このところ快晴が続きますが、今日も青空が美しいので、梅の木の一部を切り取ってみました。
後段はさる句会で詠んだ句を集めてみました。
白梅や句会十年ひとむかし
巡り来る時期を違へず梅の花
細枝を遡りつつ梅咲けり
憂きことを吸い取るごとく梅咲けり
薄氷や池のさざ波拒みをり
吹かれつつ解けつつ流る薄氷
薄氷やわれ関せずと甕の魚
薄氷を跨ぎ一番バスに乗る
節分や現世の鬼はグローバル
コメント (8)
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8 コメント
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好きな句
(九分九厘)
2017-02-28 21:24:19
見事な写真ですね。空の青と白梅のバランスがいいです。
お宅の庭に咲く梅でしょうか。沢山の好きな句があります。
白梅や句会十年ひとむかし
想えば十年の早いこと。小生の俳句も白梅のごと
くいつも同じ姿でありたいと願っているのですが
・・・
巡り来る時期を違へず梅の花
私は2月生まれです。随分と長生きをしておりま
す。
憂きことを吸い取るごとく梅咲けり
写真を見ているとまさにその通りです。本物を見
ればなおさらのこと!
薄氷や池のさざ波拒みをり
ここでは薄氷が主人公ですが、いずれさざ波にや
られるのでしょうね。流転転生の定め。
吹かれつつ解けつつ流る薄氷
何か深刻なわが人生を詠われているような気も
しますが、うまいものを食べて好きなお酒を飲ん
で楽しく人生を送っていることの、裏返しのよ
うな気がしてこの句を詠みました。
お礼
(四捨五入)
2017-03-01 11:51:24
九分九厘 様
早々に5句にまでコメント下さりありがとうございました。
この梅は人丸神社から分けてもらった八房の梅です。
下の方は満開なのですが、この写真は蕾の沢山残っている先端部分です。八重咲なのでふっくらしたところが可愛らしいです。
我々の句会は発足してからもう10年経ちました。この間九分九厘様のご尽力により3度句集を出すことができました。月に一度の楽しい集まりですがいつまでも続けたいものです。
薄氷の句は阪大の構内にある大きな池の表面に張った氷の実写です。周辺が先に解けて自由になった薄氷が風に吹かれて移動していくさまです。深読みしてくださり光栄です。
好きな句
(龍峰)
2017-03-02 14:13:16
四捨五入 様
まず見事な青空の白梅のシーンに拍手です。
このような素晴らしい光景の中にいると句も詠みたくなりますね。
次の句を頂きました。
白梅や句会十年ひとむかし
句会を始めてもう十年も経ったのか。最初はちょっとのつもりだったが、この梅の如く今では一角の俳人の域まで達したなあーと聞こえて来ます。
憂きことを吸い取るごとく梅咲けり
白梅の純粋、紅梅の生命力を眺めているとつい、憂きなる気持も晴れてくる、植物の静かな力強さに勇気付けられる、そのような気持でしょうか。梅の花は、桜の花の華やかさはないだけに人への癒し効果は大きいのかもしれません。
薄氷やわれ関せずと甕の魚
深い甕の中の魚は表面が凍っていても元気に泳ぎまわっているのでしょうか。作者のちいさいころの、雪も氷も物ともせずに走り回っておられたことを回想されているのでしょうか。
薄氷を跨ぎ一番バスに乗る
一番バスと言えば冬の夜はまだ明けけておらず、無論、張った氷は溶けておらず、むしろ進行している時間です。作者は早朝の出張の為か、暗い内に家を出て極寒の中バスに乗る。サラリーマンには身につまされる、人生の悲哀、辛さを感じる瞬間です。それでも氷を跨ぎ、できた氷を壊さないように気をつける作者の自然への慈しみが伝わってきます。
お礼
(四捨五入)
2017-03-03 21:38:48
龍峰 様
4句もお採り下さり有難うございます。
梅は桜のように一度には咲かず、時間をかけて咲くので桜の時のような感動はありませんが、じっくり観賞することができます。
白梅の句:十年続いたこの句会は私の人生の中で重要な部分を占めることとなりました。まだまだ続けたいものです。
甕の魚の句:我が家のめだか君はまだ泥の中に潜って寝ているようです。早く泳ぐ姿を見たいものです。
一番バスの句:遠き日々を思い出した句です。あの頃はよく残業もしました。現代でも長時間労働が多いようですが、労働生産性を向上させる工夫をしてほしいものです。
好きな句他コメント
(桑本栄太郎)
2017-03-07 19:58:19
四捨五入様
今晩は!!。
昨日一昨日と漸く暖かい春の到来と思えば
又、今日は急激な冷え込みですね?
啓蟄で目覚めた虫や生き物も又慌てて穴に飛び込んだことでしょう!!。
ハックション!!っと。ズル・・・。
ご自宅のお庭でしょうか?素晴らしい八重
の白梅ですね?
大変遅くなりましたが、以下の御句を選ば
せて頂きました。
☆白梅や句会十年ひとむかし
一言で十年と言ってしまえばそれまでですが、芒の会の皆様の俳句に対する熱意と
それぞれの方の人柄によるものですね?
とに角楽しく、毎月楽しみにしている程です。
花期の長い梅の季語が優しく美しく、句会
十年との措辞によく呼応しています。
☆細枝を遡りつつ梅咲けり
梅の開花は玉蜀黍のような蕾が弾け下から
上に遡って咲きます。その為でしょうか?
2月初旬から3月の桜開花の前まで楽しめ
ますね!!。
☆薄氷や池のさざ波拒みをり
☆薄氷やわれ関せずと甕の魚
春は名のみの朝晩の冷え込みはまだ厳しく
薄氷の張る時季ですね?今朝も硝子戸が
びっしり夜露で濡れる程の寒さでした。
☆薄氷を跨ぎ一番バスに乗る
百貨店の定年後、警備会社に入り銀行の
ロビー警備を行っていました。その為、朝が
早く毎日5時過ぎに起床して、6時3分の一番
バスに乗って通勤していました。
今頃の時季は毎朝真っ暗で、寒さも厳しく
今から思えば大変でした。
お礼
(四捨五入)
2017-03-09 17:59:08
桑本栄太郎 様
昨日今日と日差しがあっても風が強く寒かったですね。
5句もお採り下さりありがとうございました。
白梅の句:十年続いて一人の脱会者もいないということはいかに和気あいあいの句会かということです。初心を忘れずに続けたいものです。
細枝の句:桜の花の咲き方と全く異なるところです。先端まで咲き上るにはまだ時間がかかりそうです。
薄氷の句:今年も氷の張った日が何日かありましたが、以前はもっと寒い日が多かったように思います。だんだんと俳材が減ってくるようで残念です。
遅ればせのコメントです
(ゆらぎ)
2017-03-13 11:04:20
四捨五入さま
大変遅ればせのコメントで申し訳ありません。九分九厘さんも書いておられるように
いくつもの好ましい句に出会い、楽しませて頂きました。その中から、次の3句を頂きます。
”白梅や句会十年ひとむかし”
句会をはじめてから、もう10年立ちましたか。立ち上げ以来、さまざまな思い出が ありますね。いつまでも元気に句会をたのしみ、吟行にも出かけたいところです。そ して白梅のように気持ちは清らかで、香り高い存在でありたいと思うのです。
”憂きことを吸い取るごとく梅咲けり”
”憂きことを吸い取る”、というのいは面白い表現です。その言葉遣いのユニークさ に感じ入りました。ふっくらと、ふくらんだ白梅は、私たちの悩みや心配の種をも 吸い取ってくれるのでしょうね。この場合、なぜか桜でははまりません。なぜか梅 の花がぴたりとハマるように思います。道元の”雪裏の梅花ただ一枝”という言葉 が浮かんできました。ある意味、深遠な句です。
”吹かれつつ解けつつ流る薄氷”
なんとも自然体の薄氷のイメージが浮かんきます。吹かれて流されるもよし、また 溶けてゆくのもまたよし、と超自然体!悠然たる風情です。薄氷を指しているので すが、それは同時に一人一人の人間の存在をも指しているようで、哲学的な感すら あります。勝手な解釈、お許し下さい。方丈記の冒頭にある、”ゆく河の流れは絶 えずして、しかももとの水にあらず、よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結 びて・・・”を思い出しました。
お礼
(四捨五入)
2017-03-13 22:10:01
ゆらぎ 様
お忙しいところ3句にコメントを下さりありがとうございました。それぞれを深読みしてくださり恐縮です。
白梅の句:三宮の西村屋でゆらぎさん、九分九厘さん、主宰と句会立ち上げの相談をしたことが昨日のように思い出されます。さらに続けたいものです。
憂きことの句:白の八重咲でふっくらしているので包容力があるように感じました。「吸い取るごとく」とはあまり俳句的な表現ではないように思っていましたが。
薄氷の句:高尚な解釈をしていただくと、なるほどそうかなという気になります。本当は実写なのですが。
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想えば十年の早いこと。小生の俳句も白梅のごと
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・・・
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す。
憂きことを吸い取るごとく梅咲けり
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ここでは薄氷が主人公ですが、いずれさざ波にや
られるのでしょうね。流転転生の定め。
吹かれつつ解けつつ流る薄氷
何か深刻なわが人生を詠われているような気も
しますが、うまいものを食べて好きなお酒を飲ん
で楽しく人生を送っていることの、裏返しのよ
うな気がしてこの句を詠みました。
早々に5句にまでコメント下さりありがとうございました。
この梅は人丸神社から分けてもらった八房の梅です。
下の方は満開なのですが、この写真は蕾の沢山残っている先端部分です。八重咲なのでふっくらしたところが可愛らしいです。
我々の句会は発足してからもう10年経ちました。この間九分九厘様のご尽力により3度句集を出すことができました。月に一度の楽しい集まりですがいつまでも続けたいものです。
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まず見事な青空の白梅のシーンに拍手です。
このような素晴らしい光景の中にいると句も詠みたくなりますね。
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白梅や句会十年ひとむかし
句会を始めてもう十年も経ったのか。最初はちょっとのつもりだったが、この梅の如く今では一角の俳人の域まで達したなあーと聞こえて来ます。
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白梅の純粋、紅梅の生命力を眺めているとつい、憂きなる気持も晴れてくる、植物の静かな力強さに勇気付けられる、そのような気持でしょうか。梅の花は、桜の花の華やかさはないだけに人への癒し効果は大きいのかもしれません。
薄氷やわれ関せずと甕の魚
深い甕の中の魚は表面が凍っていても元気に泳ぎまわっているのでしょうか。作者のちいさいころの、雪も氷も物ともせずに走り回っておられたことを回想されているのでしょうか。
薄氷を跨ぎ一番バスに乗る
一番バスと言えば冬の夜はまだ明けけておらず、無論、張った氷は溶けておらず、むしろ進行している時間です。作者は早朝の出張の為か、暗い内に家を出て極寒の中バスに乗る。サラリーマンには身につまされる、人生の悲哀、辛さを感じる瞬間です。それでも氷を跨ぎ、できた氷を壊さないように気をつける作者の自然への慈しみが伝わってきます。
4句もお採り下さり有難うございます。
梅は桜のように一度には咲かず、時間をかけて咲くので桜の時のような感動はありませんが、じっくり観賞することができます。
白梅の句:十年続いたこの句会は私の人生の中で重要な部分を占めることとなりました。まだまだ続けたいものです。
甕の魚の句:我が家のめだか君はまだ泥の中に潜って寝ているようです。早く泳ぐ姿を見たいものです。
一番バスの句:遠き日々を思い出した句です。あの頃はよく残業もしました。現代でも長時間労働が多いようですが、労働生産性を向上させる工夫をしてほしいものです。
今晩は!!。
昨日一昨日と漸く暖かい春の到来と思えば
又、今日は急激な冷え込みですね?
啓蟄で目覚めた虫や生き物も又慌てて穴に飛び込んだことでしょう!!。
ハックション!!っと。ズル・・・。
ご自宅のお庭でしょうか?素晴らしい八重
の白梅ですね?
大変遅くなりましたが、以下の御句を選ば
せて頂きました。
☆白梅や句会十年ひとむかし
一言で十年と言ってしまえばそれまでですが、芒の会の皆様の俳句に対する熱意と
それぞれの方の人柄によるものですね?
とに角楽しく、毎月楽しみにしている程です。
花期の長い梅の季語が優しく美しく、句会
十年との措辞によく呼応しています。
☆細枝を遡りつつ梅咲けり
梅の開花は玉蜀黍のような蕾が弾け下から
上に遡って咲きます。その為でしょうか?
2月初旬から3月の桜開花の前まで楽しめ
ますね!!。
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春は名のみの朝晩の冷え込みはまだ厳しく
薄氷の張る時季ですね?今朝も硝子戸が
びっしり夜露で濡れる程の寒さでした。
☆薄氷を跨ぎ一番バスに乗る
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ロビー警備を行っていました。その為、朝が
早く毎日5時過ぎに起床して、6時3分の一番
バスに乗って通勤していました。
今頃の時季は毎朝真っ暗で、寒さも厳しく
今から思えば大変でした。
昨日今日と日差しがあっても風が強く寒かったですね。
5句もお採り下さりありがとうございました。
白梅の句:十年続いて一人の脱会者もいないということはいかに和気あいあいの句会かということです。初心を忘れずに続けたいものです。
細枝の句:桜の花の咲き方と全く異なるところです。先端まで咲き上るにはまだ時間がかかりそうです。
薄氷の句:今年も氷の張った日が何日かありましたが、以前はもっと寒い日が多かったように思います。だんだんと俳材が減ってくるようで残念です。
大変遅ればせのコメントで申し訳ありません。九分九厘さんも書いておられるように
いくつもの好ましい句に出会い、楽しませて頂きました。その中から、次の3句を頂きます。
”白梅や句会十年ひとむかし”
句会をはじめてから、もう10年立ちましたか。立ち上げ以来、さまざまな思い出が ありますね。いつまでも元気に句会をたのしみ、吟行にも出かけたいところです。そ して白梅のように気持ちは清らかで、香り高い存在でありたいと思うのです。
”憂きことを吸い取るごとく梅咲けり”
”憂きことを吸い取る”、というのいは面白い表現です。その言葉遣いのユニークさ に感じ入りました。ふっくらと、ふくらんだ白梅は、私たちの悩みや心配の種をも 吸い取ってくれるのでしょうね。この場合、なぜか桜でははまりません。なぜか梅 の花がぴたりとハマるように思います。道元の”雪裏の梅花ただ一枝”という言葉 が浮かんできました。ある意味、深遠な句です。
”吹かれつつ解けつつ流る薄氷”
なんとも自然体の薄氷のイメージが浮かんきます。吹かれて流されるもよし、また 溶けてゆくのもまたよし、と超自然体!悠然たる風情です。薄氷を指しているので すが、それは同時に一人一人の人間の存在をも指しているようで、哲学的な感すら あります。勝手な解釈、お許し下さい。方丈記の冒頭にある、”ゆく河の流れは絶 えずして、しかももとの水にあらず、よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結 びて・・・”を思い出しました。
お忙しいところ3句にコメントを下さりありがとうございました。それぞれを深読みしてくださり恐縮です。
白梅の句:三宮の西村屋でゆらぎさん、九分九厘さん、主宰と句会立ち上げの相談をしたことが昨日のように思い出されます。さらに続けたいものです。
憂きことの句:白の八重咲でふっくらしているので包容力があるように感じました。「吸い取るごとく」とはあまり俳句的な表現ではないように思っていましたが。
薄氷の句:高尚な解釈をしていただくと、なるほどそうかなという気になります。本当は実写なのですが。