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草若葉
シニアの俳句日記
~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も
今日の俳句 / 秋の風 (九分九厘)
2009-10-16
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Weblog
散策の歩む速さに秋の風
秋風や座敷上がるに遠慮して
うそ寒や欠伸忘るる歳となり
鼻白む我が顔見えぬ月の影
すまひよりすぐに古池からすうり
10月度句会の投句です。句会に「秋の木の実」を数々持ってこられた方がおられました。これを写真に撮ったものを掲載します。
コメント (8)
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8 コメント
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好きな句
(
ゆらぎ
)
2009-10-16 17:10:41
散策の歩む速さに秋の風
ーゆったりと散策を楽しんでおられるイメージがあって、巧みな表現ですね。木の実の写真も楽しそう。ワンダフルです!
返信する
さまざまな木の実
(
フェニックス
)
2009-10-16 22:48:00
九厘さま
秋は色々な木の実が楽しい季節です。まず、お写真の木の実に目が留まりました。
烏瓜、式部の実、山ぶどう、無花果、ぎんなんなどがあると思いますが、他のものも名前が知りたいですね。
☆散策の歩む速さに秋の風
程よい速度で歩く朝の散歩に、程よい秋の風が吹いてくる。爽やかな秋の朝の運動ですね。
☆秋風や座敷上がるに遠慮して
座敷に上がるのを遠慮しているのは秋風なのでしょうか?それとも詠み手の九厘さまでしょうか?夏座敷は開放的な感じがしますが、このお座敷と詠み手の関係はどんなものなのでしょう?
☆うそ寒や欠伸忘るる歳となり
赤ん坊の欠伸と猫の欠伸は可愛いですね。大人の欠伸はあまりチャーミングではありません。私はよく魅力ない大欠伸をして、酸素欠乏を補うことがありますが、九厘さまはそんなことはなさらないのですか?
☆すまひよりすぐに古池からすうり
”古池”以外を、すべて仮名遣いにされた理由をお伺いしたいと思います。
返信する
好きな句
(
四捨五入
)
2009-10-17 11:00:03
散策の歩む速さに秋の風
散策といいながら、かなり意欲的に張り切って歩いているところへ秋風が吹いてきたとも採れるし、歩く速度と同じくらいゆっくりとした秋の風が後ろから吹いてきたとも採れます。
最初は後の方の解釈でしたが、よく味わってみると、前の方の解釈が面白いように感じ出しました。いずれにしても、好きな句です。
返信する
好きな句ほかコメント
(
かつらたろう(桑本栄太郎)
)
2009-10-17 11:34:14
☆散策の歩む速さに秋の風
夜は少し冷えるものの、日中は程良い清々しい気候となりました。穏やかな秋の日差しの中を、ゆったり散策するのはまさに至福の時ですね!。心地良い秋の風を頬に感じながら、お二人で散策を楽しまれている情景のよく分かるシンプルな詠みが素敵な好きな一句です。中七以下の「歩む速さに秋の風」との措辞が素晴らしいですね!。
☆秋風や座敷上がるに遠慮して
戸外を散策すれば、頬を心地良く撫でるように吹く風も、家の中にまで入って来るほどでもなく、窓を開放して爽やかな秋風を家の中でも楽しみたいのに・・との作者の心情と思いました。
「秋風や」と来ますと一句献上したくなりました。
「枝折戸を訪ふ人なき秋の風」
「秋風や籬を揺する夜の闇」
☆うそ寒や欠伸忘るる歳となり
欠伸が出るのは、疲れが取れない時、又は睡眠が不足した時などですね!。短い睡眠で足りるようになった今、或いは、眠い時は何時でも寝ることが出来る今は、寝食も忘れる程仕事に打ち込んだ現役の頃からは考えられない事と、愕然としている作者です。誰にでもある老いに気づく一瞬と、季語の「うそ寒」がぴったりマッチしていて佳句ですね。
九分九厘様
お写真のような「秋の木の実」があれば、句座が盛り上がりますね!。彩り豊かな木の実は素晴らしいものですが、小さくてよく確認出来ません。とげのある緑の実はスズカケの実?右側の黒い実は白粉花の実でしょうか?
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2009-10-17 18:12:35
ゆらぎさま
散策の句を選んで頂き有難うございます。ちょうど今頃我が家の金木犀が満開となって近所も同様のようです。散歩していると甘い香りが秋風に乗って漂ってきます。なにか匂いにごまかされて、青春の風みたいに錯覚するのですが、やはり秋風であることには間違いがないようです。
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2009-10-17 18:27:16
フェニックス様
数々の質問を頂き、さて我が心は如何なものであったか、少しだけですが過去にさかのぼり考えることになり、いささかのあと付けのこじつけがあることをご容赦ください。
☆秋風や座敷上がるに遠慮して
意外に単純な生活体験でして、昼間ちょっと蒸し暑いので窓を開けると一寸だけいい風が入ってきました。ああ!これが秋風と思いましたが、入ってくるならどんどん遠慮なく吹きこんでこい!といったところです。
☆うそ寒や欠伸忘るる歳となり
昔若い時は、暑いときでも寒い時でもあくびばかりしていたものですが、最近はあくびをする前には寝床に入って早寝するようになってしまいました。
☆すまひよりすぐに古池からすうり
ついでに古池もひらかなにしようと思ったのですがとても変な句になります。返事になっていないですね!
散策の句はお褒めを頂き感謝です。
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2009-10-17 18:32:30
四捨五入様
コメントを有難うございます。私は後者のほうの気持ちで作ったのですが、前者の気持ちの方がむしろ前向きで、若返る気持ちがあっていいですね。すこし推敲してその気持ちが素直に出るように考えてみましょう。
返信する
お礼
(
九分九厘
)
2009-10-17 18:39:56
たろうさま
ご丁寧なコメントありがとうございます。特にあくびの句につきましては、たろうさま独特の深読みをして頂き、まさにそうゆうことなんだ!と自分で拍手喝采を致しました。木の実の名前ですが、一応全部教えて頂いたのですが、メモをとっていなかったものでここに書くことが出来ません。(とげのある実はスズカケではないいのです。)
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赤ん坊の欠伸と猫の欠伸は可愛いですね。大人の欠伸はあまりチャーミングではありません。私はよく魅力ない大欠伸をして、酸素欠乏を補うことがありますが、九厘さまはそんなことはなさらないのですか?
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最初は後の方の解釈でしたが、よく味わってみると、前の方の解釈が面白いように感じ出しました。いずれにしても、好きな句です。
夜は少し冷えるものの、日中は程良い清々しい気候となりました。穏やかな秋の日差しの中を、ゆったり散策するのはまさに至福の時ですね!。心地良い秋の風を頬に感じながら、お二人で散策を楽しまれている情景のよく分かるシンプルな詠みが素敵な好きな一句です。中七以下の「歩む速さに秋の風」との措辞が素晴らしいですね!。
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戸外を散策すれば、頬を心地良く撫でるように吹く風も、家の中にまで入って来るほどでもなく、窓を開放して爽やかな秋風を家の中でも楽しみたいのに・・との作者の心情と思いました。
「秋風や」と来ますと一句献上したくなりました。
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「秋風や籬を揺する夜の闇」
☆うそ寒や欠伸忘るる歳となり
欠伸が出るのは、疲れが取れない時、又は睡眠が不足した時などですね!。短い睡眠で足りるようになった今、或いは、眠い時は何時でも寝ることが出来る今は、寝食も忘れる程仕事に打ち込んだ現役の頃からは考えられない事と、愕然としている作者です。誰にでもある老いに気づく一瞬と、季語の「うそ寒」がぴったりマッチしていて佳句ですね。
九分九厘様
お写真のような「秋の木の実」があれば、句座が盛り上がりますね!。彩り豊かな木の実は素晴らしいものですが、小さくてよく確認出来ません。とげのある緑の実はスズカケの実?右側の黒い実は白粉花の実でしょうか?
散策の句を選んで頂き有難うございます。ちょうど今頃我が家の金木犀が満開となって近所も同様のようです。散歩していると甘い香りが秋風に乗って漂ってきます。なにか匂いにごまかされて、青春の風みたいに錯覚するのですが、やはり秋風であることには間違いがないようです。
数々の質問を頂き、さて我が心は如何なものであったか、少しだけですが過去にさかのぼり考えることになり、いささかのあと付けのこじつけがあることをご容赦ください。
☆秋風や座敷上がるに遠慮して
意外に単純な生活体験でして、昼間ちょっと蒸し暑いので窓を開けると一寸だけいい風が入ってきました。ああ!これが秋風と思いましたが、入ってくるならどんどん遠慮なく吹きこんでこい!といったところです。
☆うそ寒や欠伸忘るる歳となり
昔若い時は、暑いときでも寒い時でもあくびばかりしていたものですが、最近はあくびをする前には寝床に入って早寝するようになってしまいました。
☆すまひよりすぐに古池からすうり
ついでに古池もひらかなにしようと思ったのですがとても変な句になります。返事になっていないですね!
散策の句はお褒めを頂き感謝です。
コメントを有難うございます。私は後者のほうの気持ちで作ったのですが、前者の気持ちの方がむしろ前向きで、若返る気持ちがあっていいですね。すこし推敲してその気持ちが素直に出るように考えてみましょう。
ご丁寧なコメントありがとうございます。特にあくびの句につきましては、たろうさま独特の深読みをして頂き、まさにそうゆうことなんだ!と自分で拍手喝采を致しました。木の実の名前ですが、一応全部教えて頂いたのですが、メモをとっていなかったものでここに書くことが出来ません。(とげのある実はスズカケではないいのです。)