バレンタインデー幼き文字のラブレター
薄氷を踏みしめてゆく男旅
わが踏みし春の氷やツルゲーネフ
初恋はうすらひに似て君の黙(もだ)
草青む今のまさかをいとほしむ
草青むバラクオバマの若き声
草青み大和し美しくちずさむ
今日はバレンタインデー。その日の句会でした。兼題の一つが、「バレンタインの日」で、必須科目でした。 いやいや悪戦苦闘しました。でもチョコレートを頂戴しました。句会には出せなかった句もふくめてご笑覧に供します。
薄氷を踏みしめてゆく男旅
わが踏みし春の氷やツルゲーネフ
初恋はうすらひに似て君の黙(もだ)
草青む今のまさかをいとほしむ
草青むバラクオバマの若き声
草青み大和し美しくちずさむ
今日はバレンタインデー。その日の句会でした。兼題の一つが、「バレンタインの日」で、必須科目でした。 いやいや悪戦苦闘しました。でもチョコレートを頂戴しました。句会には出せなかった句もふくめてご笑覧に供します。
いい感じの句です。ゆらぎ様の人脈の広さがつくづく分かります。
わが踏みし春の氷やツルゲーネフ
うら若き純情可憐な文学青年時代の賛歌ですか。
まさか、今とはおっしゃらないですね。
☆バレンタインデー幼き文字のラブレター
バレンタインデーに女性の方から愛を告白する手段として、チョコレートを好きな人に贈る習慣を仕掛けたのは、神戸の有名洋菓子メーカーからですとか。いつも、ナイト振りを発揮され、愛とロマンを追求される大兄として普段はあまりご家族の事は出てきませんが、今回の御句はもしかして、女の子のお孫さん?でしょうか?後書きにも記されていますように、私たちの青春時代にはまだあまりなかった習慣で、兼題としては難しさを感じます。小さいお孫さんからお手紙つきのバレンタインプレゼントと取れば、春の日差しのようにほのぼのと暖かい感じがして好いですね!
☆薄氷を踏みしめてゆく男旅
春先は、出会いと別れ、又、新しい事を始める時季でもありますが、さて男旅とは?・・。たまにはその様な、自分探しの旅を、しがらみを解いて出かけるのも
良いかも知れませんね。「男旅」との語句は、きっぱりとしていてかっこ好いですね。
さて・・後の2句と共に御句を5度以上口ずさんでみますとあぶり出し絵のように見えて来るものがありますが、「薄氷」は「うすらひ」と読めばそのままですが、「ぼひょう」と読めないこともなく、とても意味深な感じを受けるのですが?・・。いやいや深くは問いますまい。誰にでも胸に秘めて、鍵を掛けておきたい想い出はあるものです!それが又、男の粋と感性と詩を生んでくれるものと確信します。
すっかり青年の心になられたようですが、次の3句をいただきます。
☆バレンタインデー幼き文字のラブレター
きっと可愛いお孫さんからの(?)メッセージ付きのチョコレートだったのではありませんか? とても微笑ましい光景ですね。 因みに我が職場ではおじいちゃん先生と生徒たちが呼ぶ先生の方が多く手作りのクッキーやチョコレートを貰ったりします。貰った先生は照れながらもちろん大喜びで、皆に公開しますが、若い人ほどいくつ貰ったか隠しているようです。どちらにしても、こんな光景を見ている方は楽しいものです。
☆草青むバラクオバマの若き声
バラクオバマの草の根運動の選挙活動と、「草青む」が重なって若々しい感じが一層増してくるようです。 彼にこの句を送って応援したいですね。
☆草青み大和し美しくちずさむ
早春の奈良、大和路に新鮮な喜びを感じている作者の姿が浮かびます。
「バレンタインデー」「春の氷」の2句に嬉しいコメントをありがとうございました。2句目は、遙かな昔の思い出のようなものです。こんな句を、恥ずかしげもなく詠んで・・という声もありそうですが、幾つになっても男とは、そうしたものです。
うれしいコメントをありがとうございました。「バレンタイン」には、本当に弱りました。難しい季語です。まだ娘が、幼かった頃に、可愛い文字で書いたカードを添えてチョコレートをくれた時の事を思い出して詠みました。「パパのお嫁さんになる!」と言っていたあの頃のことです。
「男旅」と「ツルゲーネフ」では、文学青年になりました。気むずかしい句より、こんな句を詠んでいるのが、楽しいですね。いつもありがとうございます。
嬉しいコメントを沢山お寄せいただき、ありがとうございました。「バレンタインデー」の句は、まだ娘が幼かったころのことを思い出して詠みました。あのころは、本当可愛かったのです。(親ばかですね)
オバマは、躍進していますね。朗読のCDが、グラミー賞を獲得したとか。是非手に入れたいと思っています。
さて「草青み」ですが、佐藤一英の有名な長編詩「大和し美し(うるわし)」を念頭に詠みました。ヤマトタケルノミコトをテーマとしたこの詩は、本当に素晴らしいもので、好きな詩の一つです。
”大和は国のまほろばたたなづく
青垣山隠れる大和し美し・・・・・・”
黄金葉(こがねば)の奢りに散りて沼に落つれば 鋺(もが)くにつれて底の泥その身を裹(つつ) み離連つなし・・・・”
本当に春を迎えたら、この歌を思い出しながら、大和路をあるいてみたいと思っています。
「草青む」の季語とぴたりとあう句ですね。中七の語呂の響きがまたいいです。やはり若いオバマ氏に「変革」への期待が集まるのでしょう。
大阪府知事は最近よくTVに出てきます。言いたいことをはっきり言って筋を通しているので、期待してみましょう。若いことは大きな強みですね。
「草青む」の句に、嬉しいコメントを頂き感謝です。やはり若い力はいいですね。毎日ワシントン・ポスト紙をのぞいては、彼のビデオ記事を眺め、その声に聞き惚れております。