11月の終わりに京都御苑へ吟行に出かけた。当日は天気も良く正に小春日和。朝早い御苑の庭は、張り詰めた冷たさの中に冬紅葉は一段と冴え、最後の華やぎを演じていた。
閂の冬日に光る御門かな
鳶の舞ふ銀杏黄葉の御所の庭
塀に沿ひ若者駆ける冬日影
碧眼の親子の肩に木の実降る
三年経て土となる落葉踏む
冬天や千年の長の大欅
九条池底に揺るる冬紅葉
湖よりの出水の小川落葉かな
街騒を断つや御苑の小六月
11月の終わりに京都御苑へ吟行に出かけた。当日は天気も良く正に小春日和。朝早い御苑の庭は、張り詰めた冷たさの中に冬紅葉は一段と冴え、最後の華やぎを演じていた。
閂の冬日に光る御門かな
鳶の舞ふ銀杏黄葉の御所の庭
塀に沿ひ若者駆ける冬日影
碧眼の親子の肩に木の実降る
三年経て土となる落葉踏む
冬天や千年の長の大欅
九条池底に揺るる冬紅葉
湖よりの出水の小川落葉かな
街騒を断つや御苑の小六月