先月昔の長安(今西安)へ出かけた。2000年の間、秦、漢、隋、唐の都として栄えた。阿倍仲麻呂や空海が長安で活躍した。阿倍仲麻呂は役目を終え、日本へ帰国しようとしたが、果たせず異国の地に生涯を終えた。その街を見、兵馬俑を見ようとして訪ねた。折から街の至る所に大きな桐の花が咲き誇り、日本とは異なる大ぶりの花を満喫した。写真は大雁塔の公園で見かけたもの。
遠き世の都に立つや桐の花
長安の都大路や桐の花
雁塔の庭に漂ふ柳絮かな
楊貴妃の調べをまとふ桐の花
望郷の歌人ねむるや桐の花
長安の城壁厚く薄暑かな
遠き世の都に立つや桐の花
長安の都大路や桐の花
雁塔の庭に漂ふ柳絮かな
楊貴妃の調べをまとふ桐の花
望郷の歌人ねむるや桐の花
長安の城壁厚く薄暑かな