草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句/ しもつけ草 ( さゆり )

2011-08-18 | Weblog
 何度も琵琶湖を訪れているのに、合宿が終わるとすぐ帰っていた。合宿も今年で終わり、一度ゆっくりと、湖北地方、伊吹山、賤ケ岳に行ってみたかった。暑い日が続くが、伊吹山は今一番美しい頃と聞き、11日に出かけた。湖北は静かで、湖の水は澄み人も少なかった。伊吹山は夏の高山植物が見頃で、20種類の花が咲き地上とは別世界で「涼と美」を楽しんだ。賤ケ岳は歴史で有名な所で、下から見るのではなく一度上がって見たかった。「夏草や兵どもが夢の跡」芭蕉の句を彷彿とさせる場所で、琵琶湖、余呉湖、それに近江平野を一望することが出来、秀吉が本陣を築き勝家、盛政を破った戦いの場を思い起こすことのできる所であった。 

 初秋の湖上に浮かぶ竹生島
 湖風に浜昼顔の吹かれをり

 水底の小石並びて湖澄めり
 ひぐらしと風音だけの湖北かな

 秋風の伊吹下りて湖に吹く
 靄晴れて伊吹一面しもつけ草

 濡るるあり露置くもあり伊吹山
 早朝の薬草掘りに伊吹山

 関ケ原合戦跡や白木槿
 水の秋二個の湖みゆ賤ケ岳

 
 写真はしもつけ草
コメント (8)
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