松本町長が民宿「波満の家」で歓迎
黒竹民芸品作りに挑戦する観光客
日高町へ25日、26日にモニターツアーでベトナムから観光客17人が訪れ、クエ鍋や懐石料理を堪能したり、黒竹民芸品作りをするなど楽しんだ。日高町海外観光客誘致委員会が観光プロモーション事業を展開するなどして実ったもので、ベトナムからの新たな観光ルートとしてPRでき、手応えをつかんでおり、今後への期待がかかる。
一般の旅行者のほかに観光関係者も入っており、一行は24日から来日。25日に和歌山城や白崎海洋公園など県下各地を周り、日高町の民宿「波満の家」では、松本秀司町長や同委員会の山田理司委員長らが両国の旗を振ったり、「ようこそ日高町へ」などとベトナム語で書いた横断幕を用意して歓迎。
松本町長が「プロモーション事業でベトナムを訪れた際、人々の温かさに感激し、ぜひ日高町にも来ていただきたいと思っていた。今日は私たちが普段から、おいしいと思っている日高町の料理を食べていただき、楽しいひとときを過ごしてほしい」とあいさつし、山田委員長が音頭を取って紀州梅のワインで乾杯した後、小型のクエ鍋や刺身や天ぷらなどの懐石料理で夕食し、なた豆石けんなども一人ひとりにプレゼント。オークワロマンシティ御坊店で買い物する観光客もいるなど観光を満喫した。
26日には原谷公民館で日高農産物組合の金崎昭仁組合長が「日高町が黒竹の日本一の産地。装飾品などの高級素材として扱われており、今日は黒竹の民芸品作りを体験してほしい」と話し、一行は黒竹の鉢カバー作りに挑戦。針金に小型の黒竹を一本一本、丁寧に通すなどし作り上げて持ち帰ったほか、合間には粉末で作った抹茶を味わった。
ツアー参加者は「懐石料理が良かったし、クエ鍋が一番おいしかった。黒竹民芸品作りも楽しく、もしこういうイベントがベトナムであれば、受け入れられるだろう」と感想を話した。
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