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ひだか病院 産婦人科小児科病棟改修工事終了。 デイルーム、キッズルーム新設 快適な空間に 〈2019年12月27日〉  

2019年12月27日 08時30分00秒 | 記事

新たに設けたデイルーム(上)キッズルーム


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合が運営する「ひだか病院」の一般病棟7階産婦人科・小児科病棟改修工事が終わった。周産期の包括的な支援、産後ケアをさらに充実させようと、妊産婦が集まり、気軽におしゃべりできるデイルーム、小児入院患者らが遊べめるキッズルームを新設し、2人部屋を個室に改修したほか、調乳室、授乳室、トイレ、風呂場、洗面所なども一新され、きれいで快適な空間に生まれ変わった。
 
 一般病棟は平成3年に竣工し、28年が経過。3階病棟、6階病棟は改修済みだが、2階病棟、4階病棟、5階病棟、7階病棟は未改修。特にトイレ、風呂、洗面所が古く、不快感を感じる患者が多く、早急な改善が望まれており、今年度は約6500万円かけて産後ケアの重要性が叫ばれている産婦人科・小児科の7階病棟を改修した。
 県が示した地域医療構想の急性期病床削減に対応するため、病床数を39床から29床(うち重度新生児室3床)に減らした上で、2人部屋を個室(4室)に、6人部屋を4人部屋(1室)に改修し、すべてのフロアのクロスを張り替えた。調乳室、授乳室、トイレ、風呂場、洗面所は機能性を重視した構造にし、共有部の照明なども改修した。
 デイルーム(28・46平方メートル)は、心身の不調や育児不安、産後うつなど産後ケアに対応するために新設したもので、木製のテーブルを置くなど、妊産婦が集まり、気軽におしゃべりできる空間にした。キッズルーム(11・21平方メートル)は小児入院患者らが楽しく遊べる空間になっている。
 病院は「周産期の包括的な支援、産後ケアを一層充実させ、切れ目のない支援にあたっていきたい」とした。残りの2階病棟、4階病棟、5階病棟についても「来年度以降順次、要望の強いトイレ、風呂場、クロス、照明を改修し、患者さんに快適に入院生活を送っていただけるような環境を整えたい」とした。
 
 病院議会閉会 病院経営事務組合議会は25日に開き、病院事業の設置等に関する条例の一部改正など議案5件を可決し、閉会した。


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