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御坊市長選に現職の三浦源吾市長が出馬表明 〈2024年3月7日〉

2024年03月07日 08時30分00秒 | 記事


議会で再選出馬を表明する三浦市長


 5月19日告示、26日投開票の御坊市長選(任期満了6月10日)に向け、現職の三浦源吾市長(64)=島=が、6日に行った3月定例議会一般質問で「市政運営の任を再びお任せいただけるなら、さらなる努力を重ねていきたい」と再選出馬を表明した。三浦市長には16団体から出馬要請が出されており、今のところ対抗馬の動きはなく、4年前に続いての無投票当選が濃厚。

 一般質問トップバッターの向井孝行議員が、新庁舎建設事業、防災対策、観光誘客・関係人口創出、財政健全化、コロナ禍での市民生活や地域経済の下支えなど三浦市政の実績を紹介しながら「今後も市政を担う舵取り役に三浦市長ほどの適任者は、ほかにいないと断言します」と述べ、再選への意思を聞いた。
 三浦市長は「身に余るお言葉をいただき光栄です。就任以来、使命感、責任感、正義感を常に忘れず、職員の皆さんと一緒に施策、事業の着実な遂行に努めてきた」と1期目を振り返り、人口減対策など課題を挙げた上で「新年度は市制施行70周年の節目の年。テーマは『笑顔』。1期目の私の仕事を市民の皆さまに評価していただき、市政運営の任を再びお任せいただけるのであれば『健康で明るく楽しく前向きに笑顔あふれるまちづくり』『生まれて住んでよかったまち、誰もが住みたいまち』をめざし、課題や困難に取り組み、市民の皆さまのご期待に応えられるよう、そして笑顔になっていただけるよう、さらなる努力を重ねたい」と再選出馬を表明した。
 三浦市長は、元県職で日高振興局長等を歴任。保守分裂選挙となった8年前の市長選で7選を果たした柏木征夫・前市長の引退を受けた4年前の市長選で「オール御坊」「保守一本化」を象徴する候補者として立候補し、無投票で初当選を飾った。

給食費無償化「前向きに」
県補助事業に乗る意向示す
 県が10月から小中学校給食費無償化を実施する市町村に対して一部(上限2分の1)を補助するのを受け、松本隆史議員が無償化導入を要望した。
 三浦市長は「県が国に先駆けて無償化の支援策を打ち出した。今後、事業の詳細が判明次第、適切な対応を前向きに検討したい」と述べ、県の補助事業に乗る意向を初めて示した。
 小中学校(大成中含む)の無償化に必要な年間予算は7500万円。県事業は半年間のため、市の負担は1762万5000円だが、年間となれば3525万円必要。これに県補助対象外の幼保を含めれば約6000万円かかるため、7年度以降の対応は不確定。


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