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県中学硬式野球選手権大会で紀州由良シニア初の準優勝 〈2015年5月7日〉

2015年05月08日 08時30分00秒 | 記事

準優勝の紀州由良リトルシニア


 中学硬式野球リーグの枠を超えて県下ナンバーワンを決める「2015県中学硬式野球選手権大会」が2日から5日にかけて開催され、紀州由良リトルシニアが初の準優勝に輝いた。5日に紀三井寺球場で行われた決勝で紀州ボーイズに粘り強いプレーを見せたが、投手陣が相手打線につかまり3-10で敗れ銀メダル。管内から出場した御坊、日高両ボーイズはベスト8、南部シニアは初戦敗退した。

 県下のボーイズ、リトルシニア、ヤングの3リーグが戦う大会で、4回目の今年は県下22チーム、日高地方から紀州由良、御坊ボーイズ、南部シニア、日高ボーイズの4チームが出場した。
 由良は1回戦の和歌山西部ボーイズを10-3(6回コールド)、2回戦の南部シニアを8-1(同)で下した。
 準々決勝は御坊ボーイズとの地元対決。御坊に2点先制された由良は5回二死、2、3塁から古井の中越え適時3塁打で同点。6回にも西山の2塁打、村岡の右中間への適時2塁打で逆転、高瀬の右前打で1点を追加し4-2で勝利。投げてはエース村岡が完投、2失点に抑えた。
 準決勝の岩出ボーイズ戦は、由良が3回に2点先制。7回にも大江の中越え2塁打などで無死満塁とし、古井の右犠飛で1点追加。相手守備の乱れを突き重盗でさらに2点を加えた。投手陣は中村が4回2失点、2番手西山も3回無失点に抑え初の決勝へ。
 決勝の相手は紀州ボーイズ。由良は初回、敵失、送りバントで一死3塁から古井の中前打で先制すると、敵失や盗塁などで一死2、3塁から相手の暴投で古井が生還。3点差を追う4回にも西山の右中間への2塁打、パスボール、中村の四球で無死1、3塁とし、丸山の一ゴロで西山が返って1点追加。反撃はここまでで、終盤は攻めきれなかった。
 投手陣も先発村岡が2回に1点を献上、3回は4者連続本塁打を浴び、4回から登板した西山も6回に5失点と相手打線につかまった。
 原政治監督は「3月の全国大会(リトルシニア)で4位に入り、決勝進出はできると思っていた。最後は投手力で、力が及ばなかった」と話した。紀州由良リトルシニアのメンバーは次の皆さん。カッコは所属中学校。
 会長=山田泰久▽監督=原政治▽コーチ=原政隆、原啓介、橋本健吾▽事務局=西山孝三▽選手=田中星太朗(主将・御坊)村岡世渚(耐久)西山翔(上南部)中村翔太(湯川)高瀬宗一郎(由良)西川晋太郎(保田)大江晴也(由良)古井大誠(日高附属)丸山寛登(上南部)原大晴(御坊)豊嶋元太(初島)津田智久(湯川)宮崎栄貴(箕島)石井吾蒼(保田)初井聖竜(日高)木戸葵海(湯川)湯川紘光(南部)國松真大(文成)原健心(御坊)山田尋誠(河南)芝幸大(耐久)。


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