Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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デイトナ検証

2018-01-26 14:07:22 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は朝だけこんなに良い天気でした
これだけ青い空は久しぶりですね


さてこの数日時間を費やしていたのはデイトナのコクピット内の検証です
作りながらでは有りますが検証しないと余りにもズバリの写真が無いのです・・・
ロードカーの場合は出来るだけオリジナルの状態が尊重されるのですがレースカーと言いますと如何に速く走るのか・・・と言う部分だけが尊重されます
まあ勝つか負けるかの勝負の世界ですからね〜致し方が無いのです
出来るだけそんな部分もお客様にお伝え出来れば・・・と思いますと力も入ります(笑)

今回本名OKミケーレ・アルボレートさんにご紹介頂いた画像と某所から借りている洋書を見ますと・・・
1971年のパリ1000kmに出た後の画像と思われます
S/N14407GTがNo.9を付けたのはこの一度限りの様ですので間違いないと思います。
つまり1971年のレース後から1972年の最初のレースまでに写された写真という事ですね

その時の写真がこれですね・・・

今回教えて頂いたサイトの画像がこちら・・・(画像を消す可能性も有りますからご了承ください)
現在製作中の物と比べますとステアリングが違いますね〜
ステアリングはドライバーの好みで簡単に変更しますからこれは変わっていると思っても不思議では有りません。
またメーターパネルを見ますと中央の4つの小さな補助メーターの中央に黒い小さなプッシュスイッチが付いていますがこれはスタータースイッチだそうです。
エンジンを掛ける時に一度だけ押せば良いのでこんな不便な位置に付けられているみたいです(笑)・・・こちらのスイッチもリサーチ済です。
そしてドアの内装が違います
大きな四角い穴が開いてその内側にオープナー用のワイヤーが有るタイプですね・・・感じとしますとF40のライトウエイトと同じ・・・
というかF40の方が古き良き伝統に則った内装なんですが・・・(笑)
実はこの内装には訳が有ります
1971年のこの時期にはドアのサイドウインドウにスライドの窓が付いていますという事はこのサイドウインドウは樹脂製のウインドでしたに下がらなくても良い様に小窓を開けています
つまりウインドガラスがしたに下がらないからドアの内装に大きな穴を開ける事が出来るのです・・・レギュレータとかも無いですからね・・・。


1971年のパリ1000kmの真横からの走行写真です

しかし1974年のルマンではこの小窓が無くなっています
と言う事はレギュレーションかなにかでサイドウインドウの規定が有ったのかもしれません
ドアガラスを下げて走行していますね〜
つまりドアごと交換されている可能性が有ります・・・つまり1974年にはドアの内装には穴が無かったと言うルフ氏のキットが正しい事の証明になる訳です。
ここはキット通りで良い事になります。
純正のレギュレーターが取付けられていたかどうかはわかりませんが・・・


次はこちらですね
この写真を見てもドアの内装が四角な穴の開いた簡素な物でボディカラーと同じ事がわかりますね〜
メーターパネルは私が作った物と同じです但し疑問が残るのは補助メーターの一番右側の物ですがここは時計が付いているのですがレースで時計は不要でしょうからね〜。
車によっては燃料の警告灯に変わっている物も多々有ります、特にルマンな等の耐久で長時間走行する物は替えている物が多い様です
理由は1周の距離が長い為にピットインを忘れて通過してしまうと途中でガス欠になって止まってしまう事も有る訳でして・・・
つまらない事でリタイヤするのを防ぐ事を目的としています。
この車が警告灯を付けていた写真はまだ有りませんが・・・
ちなみにルフ氏のモデルは時計のままです・・・証拠写真が無ければ時計のまま作ります。
コンソールのシフトレバーの前に何やら有りますが・・・何でしょう?
ヒューズかな??
ダッシュボードの下にフレッシュエアの吹き出し口が有りますここはキットでは省略されていますが・・・これも1974年の写真が無い為に不明な部分ですね、これも写真が無い場合はルフ氏のキット通りという事ですね。
シートのクッションはこれを見る限りレッドですがこれもインストを見る限りブルーの指示です。
もう一つわかる事が有りますね〜1971年ではサイドブレーキが付いています
写真の右下側の隅ですが赤い三角形が有りますよね・・・
ここはシートベルトでしょうか?カメラのポジション的にボディのドア開口部かシートベルトと思うのですが・・・

1974年に大変近い年代の写真が有ります恐らくは1974年そうでなかったら1973年ですね
ドライバーが座っていなければ座面が見えそうなのに・・・
ドアの内装はブラックになっていますね〜
穴はわからないけど前記の理由で穴は無いと思います

もう一つステアリングが黒いスポークの物に変更されている様に見えます
スポークの穴までは見えませんが・・・穴無しかな??
コクピットの雰囲気を大きく変えるステアリングなので・・・まさかルフ氏も見てないという事は無いんじゃないかな〜(笑)
シートベルトはブルーですね。



と言う事でなかなかレースカーは難しいですね
後になって新しい資料が出てくる事も有りますしね〜
基本的にルフ氏のキットのフォームで想像を交えながら当時のレースカーを偲びながら作ると言うのが健全かな〜!?(笑)


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