さて本日2回目の更新です。
天気とか午前中の雑用は最初の更新で書きましたのでこちらでは割愛します(笑)
今日は夕方ブランデーの瓶の蓋を開けようとして(家内から頼まれたのです)服にブランデーがかかってしまいまして・・・いい香りなんですけどこのまま車を運転して帰ったら飲酒運転になりそうなくらい匂います。
家内に運転してもらって帰ったのは言うまでもありません。
さて残業物件を進めましょう。
昨日作ったスコップですが・・・
作ったのは良いのですが、皆さんスコップの色ってどんなイメージなのでしょうか?
実車の写真ではもう使い込まれていまして最初の色がわからなくなっていますので・・・自分のイメージでいくしかないな〜と思いまして・・・。
私が使っているスコップ(先がまっすぐな角スコです)は持ち手の部分が赤。中央は木製なので茶色、先の砂をすくう部分はゴールドなんですね。
なのでまずは持ち手の部分にレッドを塗っています
続いて中央の木の部分です。
明るめの茶色にしておきました。
実物はもう少し明るめなんですが・・・色々な木がありますからね。
そして、さらにマスキングしておきましてすくう部分をゴールドに塗っています。
これで良いのかはわかりませんが・・・自分の使っているスコップはこんな配色だったんです。
今まであまり注意して見た事がないので、普段の生活の中で気を付けて観察することが如何に大切なのかよくわかりますね。
続いて・・・荷台の荷物です。
荷台に砂を積めばそれで終わり・・・と思っていますよね。
そう簡単にはいかないのです。
今回のモデルカーはベースがプラモデルなので2台に重量がかかりすぎますと発送で納品する時に壊れてしまいます。
また荷台の砂を固定しておかないと作品が青森に届くまでにケースの中が砂だらけになってしまうでしょう・・・
荷台の砂を固定すると言うのは簡単そうに見えて実は難しいのです。
また重量もできるだけ軽くすると言う事も並行して考えてゆかなければなりません。
ガレージの中からスタイロフォームという断熱材を持ってきました。
これは一般家庭の壁に使う断熱材でして発泡させたスチロール系の樹脂でできています。
ダンプカーの荷台よりも少し小さめにカットしておきます。
続いて荷台の砂山を感じる形状に削って仕上げましょう・・・
実際に荷台に収めて見まして高さや形状を確認します。
今回は砂山が2つの山になる様にしてみました、どんな形状が自然な形状なのか・・・なかなか迷うところではありますが・・・。
で・・・近所の河原から砂を採ってきました。
一般的に砂は川の下流に行くほど細かくなります。
まあ川を流れていくうちに削られて細かくなっていくのです。
一番細かいのは多分鳥取砂丘の砂でしょうね。
砂丘の砂は川から海に流れ出したものが風や波によって再び陸に打ち上げられたものなんですね、つまり川で流れて細かくなった砂が海で波によって再び細かく砕かれているのです。
そして波や風で細かくて軽いものだけが砂丘に打ち上げられるんですね。
最初の方でちょっと書きましたよね、なかなか青森の方が鳥取砂丘に遊びにいらっしゃる事は無いだろうと思いますのでせめて鳥取砂丘を感じてほしいと思っていたのですが・・・調べたら鳥取砂丘の砂は採取が禁じられているのです。
まあこれでは仕方がないので・・・近所の川に行きました。
この川ですが・・・これも考えたら結構ないわく因縁が・・・。
島根県安来市は昔から日本刀の元になる鋼を作っておりまして山中で山を削りまして川に流します、砂と鉄の元になる砂鉄が分離しましてその砂鉄を元に「たたら製鉄」という方法で日本刀の元になる玉鋼を作るのです。
だから今でも近くの川の砂は黒っぽいのです。(下の写真をご覧いただければ黒い粒が多いのに気が付かれると思います)
理由は砂鉄の成分が多い砂だからです。
近所の川から少しだけもらってきた砂は川砂なのでまだ少し荒めなので・・・メッシュでこして細かな目の砂だけ使うことにしました。
スタイロフォームにスプレー糊を吹き付けておきまして砂を接着します。
まずこれが第一弾です。
そして大まかに砂が接着できたら艶消しクリアーのラッカーを吹き付けまして完全に砂を固定しました。
これで明日まで乾燥させて見ましょう。
この方法がダメだったら・・・ちょっと困るかな〜(笑)