KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

半病人の叫び

2016-04-01 23:56:47 | 音楽
 昨夜、エイプリルフールのつもりでこっそりツイートしたものだが、それ以上の、冗談なのかホントなのかわからないような記事に圧倒されっぱなし。
4月1日だけでなく、年中バカなKouChanです。が、今回のネタはマジですので。



YMOのアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」収録の表題曲「Solid State Survivor」。
wikiには書いてあるのだが、じつはこの曲には隠れたメッセージ(?)が挿入されている。それは、

「みなさん、こんにちは」
「みなさん、さようなら」
「これが、最後の放送です」

ギターやボーカルに隠れるように聞こえる。今回、ボーカルトラックを抜いてメッセージ(!?)が聴き取れるたバージョンを見つけたのでリンクを載せてみた。

核戦争後の、ある都市の放送局で、いよいよ放射線が放送局にも入り込み、汚染され死ぬゆく中でも、淡々と放送を続けるアナウンサー、というイメージだという。

声の主は、当時細野氏のマネージャーをしていた女性。ローファイでよく聞き取れない声は、壊れたヘッドフォンをマイク代わりにして録音したんだとか。

これで思い出すのは、あの東日本大震災の際、結果的に自らの命と引き換えになってしまったが、役場の上階から「津波が来ます、避難してください」と最後までスピーカーで放送を続けた女性職員のそれと重なる。

作曲は高橋ユキヒロ氏。そういえば、この翌年発表されたソロアルバム「音楽殺人」収録の「The Core of Eden」も、映画「地獄の黙示録」の世界をイメージしたのだとか。
当時のテクノポップには、きらびやかさと裏腹に、時代を反映、反抗するようなメッセージが音に集約されていて、今聴いても面白いと思う。

決して、ふざけているわけではないことを、重ねて書いておくわけで。
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