この3つのキーワードで、連想する人物が即座に出てくれば、かなりの音楽通(?)。でなくても、まぁ、いいんですけど。
午前中はごみ捨てと買い出し。午後はたいくつなので、ラジオ聞いてたのだが、NHK-FMで、冨田勲氏の特別番組をやっていて、インタビューと富田氏にゆかりのある楽曲が交互に紹介されてたので、3時間番組の後半2時間分、たっぷり聴きまくっていた。
大阪万博で氏が聞いたという「スイッチト・オン・バッハ」を、この放送で初めて聴いた。世界初(?)のシンセサイザーによる自動演奏とのことで、どんなものかと思ってたら、オルゴールの延長のようにしか感じなかった。それでも当時は、月の石と同じくらいの衝撃だったのかもしれないけど。
シンセサイザーを初めてメーカーから購入したときの、税関とのやり取りや、ドビュッシー「月の光」のカヴァーした曲が日本では相手にされず、アメリカに持って行ってヒットさせるなど、本人から語られるエピソードは、情報誌で得られる内容を超えるものではないけれど、やはり面白い。あらためて思うに、あの時もしシンセサイザーが税関で通らなかったら、ここまで日本でシンセを使った音楽やDTMも流行せず、テクノポップやYMO、近年のVOCALOIDだって成功しなかったろう。さらにはシンセサイザーそのものが本人曰く「鉄くず」に終わってしまっただろう。
ほかに、大河ドラマのテーマ曲「花の生涯」「天と地と」も氏の曲なんだと初めて知った。「新日本紀行」のテーマも確かそうだと思ってたが、番組表見ると、もう放送したあとだたらしい。で、番組の最後に、最近公演された、「イーハトーヴ交響曲」の一部もオンエアされ、ソロリストとして初音ミクが歌う楽曲も流された。その冨田勲氏は、御年80歳。初音ミクとのコラボレーションは、なんか不思議というか、必然のような、いつかはやるだろうなという感じにも思える。
というわけで、今日はラジオ放送の感想文でした。
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