KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

NAND見ても・・・!?

2017-11-24 21:26:13 | デジタル・インターネット
 昨日見た「ブレイブ 勇敢なる者「硬骨エンジニア」」という番組が、予想通り面白かった。最近深夜にTV視ることがほとんどなかったが、50分間、録画していたとはいえ、通しで最後まで見入ってしまった。

 NAND型フラッシュメモリを開発した舛岡富士雄氏と、彼のチームに集まった東芝の社員たちの物語だった。NAND型フラッシュメモリと聞いても、電気電子に詳しくない者にはピンとこないかもしれない。
 いまやスマホやメモリカード、電子マネーに使われるICカードにも内蔵されており、まさに「知られていないけどいつのまにか誰もが持っているデバイス」となったが、30年前の開発当時は「遅くて」「性能の悪い(価格を抑えるためあえてそうしているのだが)」代物だったそうだ。さらに番組では、それでも開発を推し進める舛岡氏を「非常識、異端、変人」と、仲間までもが罵っていた(という演出だと思うが・・・)り、怒られ役にされたメンバーがいつの間にかサンドバッグ(とあだ名されただけだが)になり、そのまま開発会議に参加したり・・・。ここでちょっと笑ってしまったが。

 次々にアイデアを出す個性的なトップと、時に反抗しながら(!?)も、チーム内の長所短所を補いあいながら纏まるメンバーがいてこそ、NAND型フラッシュメモリは後年デジタル分野の世界を一変させ、現在の盛況に結びついた・・・とここでふと思った。

 メンバーに強い個性がなければ、世界を変えるとまではいかなくとも、成功を収めることができないのか?それはないだろう。

 というより、誰もが個性を持っているはずで、個性がないというのは、個性の引き出し方を知らないだけなのだろう、と思った。フラッシュメモリのチームの成功は、各人の個性の引き出し方が絶妙で、時計の歯車のごとく、ぴったりかみ合ったからこそ成功したのではないか、と考える。

 これはきっと、今後の参考になるかもしれない。世界をひっくり返すことはほぼないかもしれないが。
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