初の伊坂幸太郎。
しかもいまさら!
世に出てから15年もたっているんだな。
全6編からなる短編集のようで
最後まで読み終わると
あぁ
と納得の長編のようでもある。
第6章の途中で最初のページに戻りたくなる
衝動に駆られるが
実際戻ってみると
髪切りからスタートして
髪切りに終わるしかけに気付く。
手塚治虫の火の鳥のような手法ですな。
あっちゅう間に読み終えてしまう
お菓子のような本。
金城武で2011年に映画化とあるが
なんとなく
佐藤健のイメージで読み進んだ。
素手で触れるとストンとなる仕組み、
あれ幾度となく破綻してないかしら???