僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

死神の精度(伊坂幸太郎)

2018年09月23日 | よむ

 

初の伊坂幸太郎。

しかもいまさら!

世に出てから15年もたっているんだな。

全6編からなる短編集のようで

最後まで読み終わると

あぁ

と納得の長編のようでもある。

第6章の途中で最初のページに戻りたくなる

衝動に駆られるが

実際戻ってみると

髪切りからスタートして

髪切りに終わるしかけに気付く。

手塚治虫の火の鳥のような手法ですな。

あっちゅう間に読み終えてしまう

お菓子のような本。

金城武で2011年に映画化とあるが

なんとなく

佐藤健のイメージで読み進んだ。

素手で触れるとストンとなる仕組み、

あれ幾度となく破綻してないかしら???