その貳では今回のテーマを「ギヤと窓の連動」としましたが、
その前に窓の上下を制御しなくてはいけません。
実車では三角窓のフレームが延長されていてそれをガイドとして窓は上下しますので、
モデルでも同様の工作を施します。
内部にあるボスの内、この1本は邪魔になるのでカットします。
本当はねこぞぎカットしても良いのですが、
まだ完結していないので「もしも」を考え干渉する部分だけをカットしました。
まず、窓を上に上げきった時の先端を確認します。
一番下げた時の先端を確認します。
この2点を結ぶ線を糸で繋ぎ、後端も同様に目安を印します。
この方法、木造建築の「墨付け」をヒントに行いました。
三角窓に沿って窓を上下するとドア内部の押さえパーツに干渉するところがあるので、
それらの部分を切り取ります。
窓や押さえパーツを取り付けるとこんな感じです。
窓のガイドとなるパーツを1.5mm厚のプラ板から切り出します。
これを接着するにあたり、かなりの現物合わせが必要でした。(;^^)ヘ..
一番下に積んだプラ板は、現状で窓を一番下げたところの位置決めです。
窓の上下を、今回はペラペラ漫画で確認します。
さぁ、次回こそが「ギヤと窓の連動」となります。o(^-^)o
konaki。
ハンドル連動の仕掛けはギヤを使おうと「ギヤセット」を入手しました。
プラスチック ギア パック 34 STYLES
プラスチックギア モジュール モーター ギア セット
DIY パーツ ウォーム プーリ ブレーキ ラック付属
セットの中から一番大きなギヤと、ピニオンギヤの組み合わせを選択しました。
ハンドルに開いている穴をふさぐためにφ5mmの丸棒をφ3.4mmまで細くします。
接着して穴をふさぎます。
ドアにはめてから・・・
φ2mmのドリルでセンターを印します。
この穴はM2ネジの効き穴にしたいのでφ1.6mmにします。
M2のビスを入れてタップを切ります。
ドアにあるレバーの差し込み部分はカットします。
指定のネジは6mmと短いのでM2x8P-Mをピニオンにねじ込みます。
ハンドルに取り付けます。
このネジ、最終の組み立てでは接着するつもりです。
ハンドルとピニオンギヤが連動します。
ピニオンには一番大きなギヤを組み合わせます。
邪魔になるリブ(壁)を切り取ります。
大きなギヤのセンターにφ2mmの凹み(軸受け)を貫通しないように注意して作ります。
大きなギヤにはφ2mmのアルミ棒を軸として取り付けます。
ギヤを組み合わせてここまでの完成です。
今までペラペラ漫画でお送りしていた動作確認ですが、今回は動画に挑戦してみました。
F window 1
実は工作時間より初の動画の撮影、編集、アップロードに多くの時間が掛かってしまいましたが、
これまた新たな手習いとなりました。(*^o^*)
さて、次回のテーマは「ギヤと窓の連動」です。
konaki。
konaki様
ご無沙汰しています。本当に久しぶりの投稿です。
海外出張や大きな展示会の調査出張などでバタバタし
また、インテリアパネルのビニ-ルシ-トの再現をどうしようか悩んでいるうちに
どんどんパ-ツが溜まってしまいました。
ようやく、ガソリンタンク部が完成しましたので投稿します。
従って、今回の投稿も皆さん色々カスタムされているので新しいことはありませんが
良ければ参考にして下さい。
乾電池だと液漏れがあるので使わない時は外しておかなければなりません。
その為、電飾を楽しみたい時にはガソリンタンクを外し乾電池をセットする必要があります。
しかし、完成後の配管/配線をしたガソリンタンクを外すのは厄介なので、
液漏れがしにくいボタン電池に変更する事にしました。
(Konaki様のよう充電式電池にする方法もありますが、難しそうなので手軽な方法にしました。)
単4電池は、1.5V/容量がマンガン電池で450mAh、アルカリ電池で900mAhになります。
選定したボタン電池CR2032は3V/容量225mAhになりますので、
2個を直列&並列にして6V/450mAhにして使用しました。
Amazonでボタン電池用BOXが2個送料込みで\172でありましたので購入し、
キットのコネクタ-を継ぎ込みしました。
(中国製で直接現地から送ってきたのか届くまでに3週間ぐらいかかりました)
電池BOXはトランク奥に両面テ-プで固定しました。
MA6800さんのブログのガソリンタンクがかっこよかったので、
私も真似してステンレスタンクにしました。
いつものように、いきなり完成でBefore/Afterはありません。
タンクの凹凸を無くし、ホ-ムセンタ-で買ってきたt=0.1mmのステンレス板を切って
キットのタンクに接着しただけです。
写真では分かりにくいですが、t=0.1mmと薄い板を使用した為、
接着時にクリップで挟んで固定した所がデコボコになってしまい見苦しくなってしまいました。
センサ-が付くところのキャップ?は、M6用平ワッシャ-(クロ-ム)と
t=1.5mmのプラ板を円形切抜いた物の組合せでタンクに接着しました。
モンモデルの極小ナットを接着しそれらしく表現しました。
センサ-部は、Mic Achさんの真似で、ICソケットとモデラ-ズのφ0.81チュ-ブを使用し
接合部にφ1mmの収縮チュ-ブを被せ取り付けました。
それ以外で弄った所は、タンクの前下側のピン角部を少しでもタンクらしくする為にRを付けた事と
シャ-シ-への固定ボルト部の追加です。
③配管/配線①全景
ネット画像を参考にタンクとフェ-ルポンプ/ストレ-ナ-間の配管/配線を施しました。
③配管/配線②給油口ドレンホ-ス
・給油口~タンク間のドレンホ-スは、φ2の電線から芯線を抜いた物で
MA6800さんのトランクヒンジとの干渉対策を参考に取り回しました。
継ぎ手部のホ-スバンドは、『KA MODELS』のHOSE CLAMP SETエッチングパ-ツです。
・それ以外のホースは、モデラ-ズのφ1.2チュ-ブと『バルケッタ』のホースバンドを使用しています。
③配管/配線③フェ-ルポンプ部
・フェールポンプは、合わせ目をパテ埋めし、シャンパンゴ-ルドで塗装。
また、キットのままではシャ-シ-側に取り付け部の再現が無い為、
フェールポンプが宙に浮いています。そこで、ポンプ取り付けブラケットとシャ-シ-側
取り付けブラケットをt=0.3mmの真鍮板で自作しそれらしくしてあります。
・フェールポンプの真ん中から出ているセンサ-線?と下面のア-ス線?をモデラ-ズの
φ0.51カラ-チュ-ブを使い、黒の保護チュ-ブは収縮チュ-ブを使って再現しました。
(青色の線は、実際は黒ですが見栄え重視で使ってみました。)
途中のコネクタ-接合部保護チュ-ブは、φ1の透明チューブです。
・タンク~フェ-ルポンプ上側とフェールストレ-ナ-~エンジンに戻る?ホ-スには、
タンクの角部に当たる所に保護用チュ-ブ?(ギザギザしたやつ)が付いていましたので、
これも『MFH(MODEL FACTORY HIRO』のAir Duct Hose(P-965)を使って
再現しました。
(写真にして見たら切断面がまる見えでしたので後で下向きにしました)
④タンク取り付け①全景
④タンク取り付け②スペア-タイヤ固定具
・スペア-タイヤは、固定用ボルトをMAXIMA papaさんのブログを参考に
t=0.3のアルミ板を使ってそれらしい形にしました。
実車では、鉄ちんホイ-ルのセンタ-穴部の返りに固定具両端凹部が噛み合ってズレ防止に
なっています。これをホイ-ルにφ0.7ステンレス線で作ったリング(φ6ぐらい)を接着し、
固定具両端の凹部にホイ-ルのリング凸部が噛み合うようにし再現しました。
(分かりづらい表現ですね。難しい。)
④タンク取り付け③フェールポンプ部
・フェールストレ-ナ-は、参考にしたネット画像に合わせて縦に取り付けました。
オレンジ色は、中のストレ-ナ-(フィルタ-)のつもりです。
・フェールポンプカバ-(黒色のやつ)上部の返りが分厚かったので削り込んでシャ-プにしました。
※ここは皆さんから送って頂いた写真をご紹介する頁ですが、掲載にあたりその責任はkonaki。が有します。
※無断転載はご遠慮下さい。
●今号のパーツ
部品番号85-A
ハコスカの上半分みたいな・・・。(;^^)ヘ..
中央には室内灯の穴と、配線の溝があります。
内側は内装のディテールがあります。
ネジ3種類
「ルーフインナー&ウインドウ」をボディに取り付ける際に使用するので保管します。
さぁ次回、第86号は1月18日(水)発売!「フード(インナー)を組み立てる」です。
konaki。
三枚の写真のリンクが切れていたので修正しました。 2017-01-09 11:35
三角窓の試行錯誤を続けていますが一先ずはここまでとして、
あぶり出てきた問題点は右側の工作で活かすことにしします。
窓のレバー取り付け部をプラ板から切り出します。
既に開けてしまった穴を隠すため形が不格好ですが、右側では格好良くします。Φ(..)
窓には新たに開ける穴の位置をマーキングして、プラ板はつや消し黒で塗装します。
乾燥を待つ間にフレームに開けてしまった貫通穴をパテで埋めます。
フレームの下部にプラ板でレールを補完します。
つや消し黒で塗装します。
窓の上部取り付け部はシルバーで塗装しました。
プラ板を窓に接着して、レバー取り付け部に穴を開けます。
そこにレバーを差し込みます。
窓の内側です。
窓の外側にはつや消し黒に塗装した上部ヒンジを差し込みます。
ドアに取り付け外側からの動作確認です。
内側からです。
が、レバーが「差し込んであるだけ」というのが気になってしまい、
ネジ止めをしてみます。
レバーの取り付け穴をφ2mmに広げます。
皿ネジを使用するための座繰を入れます。
皿ネジをあてがってみました。
レバーの穴をφ1.6mmにします。
皿ネジでネジ山を作っておきます。
レバーの取り付け部分を両面つや消し黒で塗装します。
フレームの上部取り付け部にラピーテープを貼り付けメタリックにしました。
窓にレバーをネジ止めしますが、出来ればこのねじ頭も隠したいところです。
後で気が付いたのですがつや消し黒が剥がれていましたね。(;^^)ヘ..
窓の内側です。
車体外側から三角窓フルオープン。
実車に比べ開き方が不足していますが、
これは三角窓の「支点」を何処にするかに関わりますので右側の工作で再検討します。Φ(..)
車体内側から三角窓フルオープン。
三角窓を閉めてみました。
これまた後から気付いたのですがフレーム前方に浮きがありその対策と、
フレームに貼ったラピーテープにしわが入ってしまったので貼り直しが必須です。Φ(..)
ということで「三角窓の開閉」は一旦終了して、
次回からは「ドアの上げ下げ」に進みたいと思います。
konaki。