2013/02/21にUPした「全国版24号 レポします!」に ks さんから質問コメントを頂きました。
「モノコックフロントエンドプレートを取付けされた際、モノコックと結構な段差ができませんでしたか?明らかに不自然で、実写画像は段差がなく、もしかしてカウルが上手く付かないのでは?と思いまして。」
文章力だけではうまくお伝えできないと思い記事としてUPさせて頂きます。
まず「段差」の確認です。
確かに段差があります。( ks さん、ここのことであってますか?)
実車のこの部分は左右のアッパーサスアームが直接取り付けられているので、
かなり強度を要求されている部分ですが、
確かにモノコックからノーズコーンまで、大きな段差は無いようです。
では、モデルのノーズコーンを仮組みして見ます。
(と言っても置いただけですが)
ノーズコーンとの段差はほぼありませんでした。
…ということは、モノコックとの段差をなくするためには、
モノコックの方に手を入れなくてはなりませんxxx。
(うーん、ちょっとハードルが高いです)
では ks さんが心配されている「もしかしてカウルが上手く付かないのでは?」を検証しましょう。
(って、ノーズカウルを乗せてみただけですが)
ノーズカウルから出ているボディカウルとの連結部分がこのモノコックフロントエンドプレートの上に載ります。
違う角度から見てみると…
と言うことはモノコックとの段差には関係なく、ノーズカウルとボディカウルは表面の段差無く接続できる事が判ります。
試しにこの状態からモノコックを外しますと…
実車でもそうですが、ボディカウルはモノコックという骨格に取り付けられた外皮なので、
いたるところにクリアランスがあります。
今回の「段差」もそのクリアランスにより、カウルの取り付けには影響がないと思います!
…多分。 …きっと。
最後はお約束の「責任回避」でーす。
失礼しました!
うーん、仕事と趣味のバランスがうまくいかないですxxx。
と言う愚痴はともかく全国版25号、行きまぁす!
(あ、ガンダム世代ではありません。。。)
ステアリングギアボックス(上/中/下)、ステアリングラック、ステアリングシャフト、ステアリングラックギア、ステアリングピニオンギア、ステアリングギアガイド、モノコックフロントプレート。
ですがぁ、袋から出ているステアリングギアボックス(上/中/下)以外は保管パーツです。
(でも、ちゃんとパーツチェックはしておきます)
ステアリングギアボックスを組み立てるとこんな感じになります。
(モノコックにモノコックフロントプレートを仮組みしてあります)
ギアボックスということで、実車ではステアリングホイール(ハンドル)の回転動作をタイヤの動きに変える「ラックアンドピニオン」が入ってるところですね。
老眼の私にとってえらい苦労な接着作業だったのですが、
そのお陰で天眼鏡で見てビックリしました!!
まずはステアリングギアボックスの(上)と(中)、同じ樹脂(HIPS)製なのに色が違う?塗装で色分けしているようです!
そしてステアリングギアボックス(下)
ディテールが再現されています!
(多分これを守るために接着時にマスキングテープを使用しないのでしょうね。。。)
普段は1号あたりの値段を気にしないようにしているのですが、今回はなんかうれしい!
またまたこだわりを見せましたね、KYOSHOさん!
と、褒めた後になんですが、今号の組み立てにはいささか難ありですxxx。
モノコックにモノコックパーテーション(A/B)、モノコックインナープレートを接着するのですが、まずモノコックパーテーション(A)。
実車はそれぞれプレートどうしなので「再現」は難しいところですが、上部は段差があって組み合わせがしっかりしているのに、側面はわずかなテーパー(斜めになっているところ)で合わせるので、ちょっと不安定です。
新潟版では指示通りに組み立てたのですが、側面の接着面が密着していないのか、負荷がかかるとすぐ取れてしまいますxxx。
なので全国版では「対策」します。まず23号で組み立てたコクピットを用意します。
これにモノコックパーテーション(A)をあてて、重なり部分に線を引きます。
次にプラバン(5mm幅で5cm位)を用意して引いた線の上に合わせてマスキングテープで仮止めします。
表に返してプラバンにモノコックパーテーション(A)の外側に沿ったラインを写します。
この時、モノコックパーテーション(A)は表側の方が大きいので、その段差分の線が引けるはずです。
プラバンを外してニッパーでざっくりカットします。
モノコックパーテーション(A)の裏側、引いた線の上5mm程と、組み立てガイド指示のある部分の塗装を剥がします。
(モノコック側も指示通りに剥がします)
モノコックパーテーション(A)にプラバンを接着します。
完全に接着できたら、モノコックに合わせてみます。
この時プラバンが干渉するようなら、その部分をニッパーで切り取ってピッタリ合わせます。
ピッタリ合うことが確認できたら、モノコックパーテーション(A)の裏側カドとプラバンに接着剤を塗ります。(表面へのはみ出し防止です)
すぐに圧着します。
この時、接着面を意識して2分間以上は動かしません!(←これ大事!)
うん、納得。。。
裏側を覗いてみると…きちんとお仕事しています。。。
さて、次はモノコックパーテーション(B)とインナープレートです。
これについては nori さんのブログ「MP4/4 モノコック」に感謝です!
実は新潟版で組み立てガイド通りに組み立てたらモノコックとモノコックパーテーション(B)に隙間が出来ましたxxx。
なので nori さんのやり方に習って進めていきます。
まず、モノコックパーテーション(B)の接着ですが、組み立てガイドでは左右側のみをモノコックに接着します。でも上部も接着面になりそうです。
で、一緒にモノコックパーテーション(B)の裏面の塗装を剥がしますが、ここは全面なので紙ヤスリ(240番)を使いました。
ここで失敗談xxx。
ヤスリがけする時、パーツをカッティングマットの上に直に置いていたので、擦れて銀の塗装が落ちてしまいましたxxx。
後でシルバーの塗料を塗ってレタッチしましたが、作業時には柔らかい布を敷く!です。
接着剤はモノコックの、それも内側を意識して塗ります。
続いて圧着!この時も接着面全部を意識します。
とどめっ!
マスキングテープで押さえた後に裏側に流し込み接着剤を塗ります。
で、この後が私の問題点だった「隙間」対策です。
nori さんの指摘通り、インナープレートを差し込むとここからきつくなります。
この部分、組み立てガイドでは接着箇所になっていますが、パーツ自体はモノコックパーテーション(B)にべったり接着するので、この部分は必要ないかと。。。
ならば削っちゃいましょ!(あ、あくまで自己責任です。。。)
リューターでガリガリ!
見えなくなるところなので仕上げは気にしません!
それとこのインナープレート、上下に出来るパーツの合わせ目のバリっぽさが気になります。
特に下側は入念に!
なぜかと言うと、下側は最終的にコクピットが取り付くので、モノコックパーテーション(B)の下側の段差より出ていてはいけない!(と推測しました)
↑ここが…
↑こうなるので。
(判りやすいようにビスFは差し替えています)
で、本邦初公開、リアルに接着剤を塗っています!
この通り、上半分にしか塗らないです。
と言うのは接着する際にパーツを差し込むので接着剤が行き渡ります。
(下まで塗ってしまうとはみ出して来ます)
パーツを差し込んだらビスFを入れて位置を合わせて圧着です。
と言うことで(隙間も開かず)無事完成。
と思ったら、ビスGとビスJ(+ワッシャーA)を忘れてました!
ビスGは周りを傷つけないように22号で提供された(軸の細い)プラスドライバー0番を使用とありますが、愛用のVESSELなら問題なし。。。
でも、こんなところにまで気を使っている今回のMP4/4、恐るべし!
ビスJは、インナープレートのビス穴が斜めだったことを思い出しながら締めれば問題無しです。
さぁ、全国版26号は3月5日(火)発売!
「コクピットを組み立てる②」です。
次回もサービス!サービス!
(あ、エヴァ世代でもありません。。。)