第40号の組み立てに入る前に、どうしても気になってしまったのが「ホースB」です。
実車で使用されている箇所を見るとエンジンやギアボックス付近なので、熱からホースを保護していると思われ、金属(細い針金)で編まれています。
(一般的には「メッシュホース」と呼ばれます)
でも、パーツは組み紐なので、どう贔屓目に見ても「糸」ですxxx。
もちろんディテールアップとしては電線などに交換してしまうのですが、「基本素組」には許されません!(って、勝手なシバリなんですけど)
という事で「ホースBを考える」のですが、模型の場合だと「金属表現」は塗料に頼るところが大きいので、手持ちの「金属色」を集めてみました。
左から…
Mr.カラー C-8 シルバー(銀)
Mr.メタルカラー MC211 クロームシルバー
Mr.メタルカラー MC218 アルミ
Mr.カラースーパーメタリック SM01 スーパーファインシルバー
Mr.カラースーパーメタリック SM06 クロームシルバー
他にエナメルや水性もありますが、乾燥時間を考えて却下しました。
(後から考えると、糸に染み込むから意外と有りだったかも?)
さて、早速実験です。それぞれホースBに塗って見ました。
Mr.カラー C-8 シルバー(銀)はあまり違いが判りませんxxx。
Mr.メタルカラー MC211 クロームシルバー は濃い灰色になってしまいました。
Mr.メタルカラー MC218 アルミ は、ちょっとだけ金属っぽい感じです。
Mr.カラースーパーメタリック SM01 スーパーファインシルバー はちょっとだけ濃い灰色です。
Mr.カラースーパーメタリック SM06 クロームシルバー が一番金属っぽい感じに見えます。
色の感じは多分に主観が入る事と、見る角度によっても見え方が違うのですが、今回の実験では「Mr.カラースーパーメタリック SM06 クロームシルバー」を採用!としました。
さて、ではホースBに塗るのですが、素材が組み紐なので塗り方に一工夫。
φ0.5mm のピアノ線に通して、端をマスキングテープで固定しました。
平筆で塗っていきます。
…が、この塗料、実はエアブラシでの使用が前提なのでサラサラ。金属粉がすぐに沈んでしまい、うまく着色できませんxxx。
そこで、かき混ぜ棒でかき混ぜて、そこに付着した金属粉を塗りつける作戦に出ました。
何とか30cm(ピアノ線の長さ)を塗り終わったので乾燥させます。
で、ぼーっと見ているとふとした考えが。
「糸の色付けって、塗るんじゃなくて染めるんだよなぁ…」
「じゃぶん!」
※私の塗料は半分ほど減っていたのでそのまま入れちゃいましたが、新品の場合は塗料皿に移すなどしてください。溢れます!
乾燥中>>>
コメントありがとうございます。
「水性シルバー」ですね。
手持ちがなかったので試しませんでしたが、紐との相性はいいかもしれませんね。確かにラッカー系だとゴアゴアになります。
ディテールアップは作り手の個性が出るから面白い!ですよね。
これからもよろしくお願い致します。
今日はホースBのディティールアップが出来ました。使用した塗料はクレオス水性シルバーです。少々不安感はありましたが、仕上がりは良かったですよ。
水性だから塗装がごわついた箇所は、あとから水を含ませた筆でなぞるだけで滑らかになりましたよ。
こう言った繊細なディティールアップをしながら、完成へと進めたいものです。
作り手の人がそれぞれ仕上がりに納得出来れば、それが真の完成ですから…