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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMAに行ってきました

2012-10-08 00:52:34 | 編集部日記


10月7日、“ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA”が千葉県の海上自衛隊館山航空基地で
開催され、出かけてきました。
今年は基地内エプロン地区の工事があり、また来週に迫った自衛隊記念日行事の
観艦式にも関連してか、例年よりはやや地上展示、飛行展示とも少なめのイベントで、
朝は雨がぱらつく天候ではありましたが、朝から終了間際まで体験搭乗や飛行展示で
ヘリが離着陸を繰り返し、それなりに楽しいイベントとなりました。


朝は前夜から続く雨でエプロンはご覧のような状況でしたが、それもまた、趣のある
写真の撮影チャンスと前向きに捉えましょう。
会場には館山の地元、第21航空群の第21航空隊、第73航空隊の機体に加え、観艦式の関係で
第23、25航空隊のSH-60J、第72航空隊のUH-60Jの姿も見えました(上写真は第25航空隊機)。

飛行展示はトップ写真のSH-60J 3機とUH-60J 2機による編隊飛行と、UH-60Jによる
救難展示、空中消火展示が行なわれています。


そして開場直後と午後には、SH-60K、UH-60J各3機による体験搭乗が行なわれました。


写真は体験搭乗に出発する第21航空隊第211飛行隊のSH-60K。

私もズルなしで列に並び抽選に挑戦、見事UH-60Jの体験搭乗に当選、参加しましたが、
館山湾、東京湾から三浦半島付近にいたる10分弱の体験搭乗中、
後方に付いていた僚機のこんな空撮も撮影することができました。


午後、体験搭乗終了間際には空も晴れわたりましたが、もう少し早くこの天候が
めぐってくれば、と残念に思っていた入場者も少なくなかったかもしれません。

会場では音楽ライブ、豪華景品のスタンプラリー、シミュレーター体験や
陸自の高機動車、軽装甲機動車体験試乗なども行なわれていましたが、
自衛隊航空基地イベントの名物でもある、いわゆる花電車、館山ではマリンエクスプレスと
呼ばれる車両の運行も子どもには大人気。
そのマリンエクスプレスの周辺では、謎のヒーロー戦隊も奮闘していました。


写真はマリンエクスプレスの運行を無事終えながらも、キリッとポーズを決めてくれた
ブラックとグリーン。
対して、戦隊のキモでもあるレッドとピンクは…












おちゃめでした(笑)。ちなみにピンクはしっかりWAVE(女性海上自衛官)です。(神野)
コメント (2)
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MV-22Bオスプレイ、普天間に移動完了

2012-10-06 20:56:52 | BLOG×記事


9月21日から岩国で順次確認のための試験飛行を開始、10月1日から
沖縄の普天間基地に移動を開始したVMM-265“Dragons”のMV-22B最後のグループが、
今日6日の午後普天間へ到着、これにより同隊に配備される予定の12機すべてが
移動を完了しました。

今回の移動にあたり、2日の第二陣の移動時には、普天間のR/W06延長線上で
オスプレイ配備反対派が凧を上げ、アプローチコースを妨害、3機のMV-22Bは
仕方なくILSアプローチをあきらめ、基地南側の沖縄国際大学の方面から
ビジュアルアプローチで進入したといいます。
住宅密集地のなかにあり、運用の危険性が取り沙汰されている普天間に、
これまた危険だと叫ばれているオスプレイが配備されるということで、これを反対する
勢力が存在することは理解できますが、航空法にも抵触しかねないこの妨害行為は
クルーを危険にさらすだけでなく、反対派の方々があえて普天間基地周辺に
危険要素を増やしているだけにすぎず、抗議行動としても問題があるのではないでしょうか。
ただ、新聞やテレビの報道から、オスプレイは「飛べば落ちる危険な航空機」と
考えている一般の方々も少なくありません。こうしたなかでの配備ですから
「そんな危ないものは絶対反対」と思うのも当然かもしれません(実際には
軍も乗員もそんなにリスクのある機体を飛ばすはずはないのですが)。

以前の編集長日記でも紹介されていましたが、編集部神野は岩国でMV-22Bの体験搭乗会が
行なわれていた9月27日、前日までの海自航空部隊の取材のため当地におり、この日は
基地の外周から体験搭乗の模様を取材していました。
地元山口県では連日、ローカルニュースで「今日もオスプレイは飛行を繰り返しました」と
映像付きで流し、基地上空では取材ヘリコプターが飛んでいました。
基地外周の撮影ポイントである今津川河口付近は一般車両が進入禁止にされているものの、
届出を出した報道関係者の車がずらりと並び、航空機マニア、地元や周辺の一般の方も
多く来ていました。そのなかのひとりの老齢の男性もまた、訳知り顔で
「オスプレイは海のほうを回るんだよ。街のほうに飛んでくると落っこちちゃうから」と
説明してくれましたが、異常なまでの過熱報道を毎日目にしていれば、この男性のように
思ってしまうかもしれません。
オスプレイに限らず、航空機にとって墜落の危険性はゼロではありません。しかしそれは
旅客機でも同様ですし、報道ヘリでも同じこと、軍を含む多くの航空関係従事者は、
事故のリスクを減らすために、日々努力を重ねています。
オスプレイの運用の危険性についても、現在ではさまざまな情報があることですし、
それぞれがさまざまな情報を見ながら考えてもらえる日が来ることを祈っています。


MV-22Bは7月の岩国到着時には以前に所属していた部隊、VMM-561“Pale Horses”の
マーキングのままでしたが、岩国でエンジンランナップなどを実施していた9月中旬、
普天間でHMM-265のCH-46Eの運用が終了、これを受けて部隊はVMM-265へと改編され、
機体塗装(部隊名と垂直尾翼のマーク、テイルレター「EP」など)と部隊インシグニアが
正式に変更となりました。上に添付した赤い尾翼に「竜」と描いた機体は、同隊の
司令機となるEP00です。



ちなみにHMMは海兵中型輸送ヘリコプター飛行隊、VMMは海兵輸送ティルトローター飛行隊で、
部隊マークはCH-46Eの時代からそのまま踏襲されています。

HMM-265といえば、昨年春の東日本大震災では“オペレーション・トモダチ”として
普天間から厚木、横田に展開し、東北地方に多くの支援物資を空輸してくれた飛行隊です。
当初から沖縄の新聞などは海兵隊の災害派遣そのものを「政治的パフォーマンス」として
扱ってはいましたが、被災地では彼らの支援は間違いなく住民をサポートしてくれました。
もし、東日本大震災の時点で、すでに同隊がVMM-265としてMV-22Bを運用していたら、
その航続能力、速度性能もあり、いまとは違うかたちで報道されていたのかもしれません。

次号、10月20日発売の『航空ファン』12月号では、このMV-22Bの体験搭乗についても
紹介の予定です。




『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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コメント (7)
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オランジーナ続報

2012-10-02 19:43:32 | 編集部日記
残る3機種も結局ゲットしてしまいました…。

しかしながら、フランスの航空会社ということもありますし、
とくにスマートなフォルムのA340にはこのマーキングはよく似合いますね。



キャンペーンについては以前のブログをご確認ください。(神野)
コメント (1)
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