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4月新年度の重たい出足。

2015年04月02日 10時19分20秒 | 日記
 昨日より、いろんな面で新年度が始まった。

 心も爽やかに新入社員になられた皆さんもおめでとうございます。学生の皆さんも希望を胸に膨らましておられる事でしょう。

 筆者の新入社員の頃は、殆んどの会社が、多くの若い社員たちで溢れかえっている感じでした。

 社内を見ても、妻帯者は、ほんの一部の管理職の人達だけのような感じで、社内結婚も本当に多かった時代でした。

 もっとも今から40~50年前の話ですが、最近の日本のように、高齢者を見かける機会も本当に少なかった記憶があります。

 今の日本にとっては貴重な存在である、若者にこそ、次世代の展望を語って欲しいと思います。

 ところで、日銀の短観が発表されました。まあはっきり言って、横ばい状態です。

 もしも原油の値下がりがなかったなら、完全に消費税の上がり分だけ消費の減少が起こっており、各数値は完全にマイナスになっていた事でしょう。

 結局アベノミクスの効果は、どこにも表れていなかった事になるのです。

 単なる超金融緩和だけで、世の中の景気が良くなるとい言うのは所詮、幻想であったと言えると思います。

 円安による食品など輸入物価の値上がりで、消費者はより購買活動に慎重になっています。

 4月からの値上がり商品の話題が、TVのお茶の間でも盛んに報道され、一方で年金などの実質減少などもあり、賃金上昇も、ごく一部の大企業の話題だけが大きく報じられていますが、庶民のほとんどには実感がない状態で、新年度が始まります。

 2日の株価は反発で始まっていますが、今後の株価も予断を許さない状態が続くと、筆者は見ています。

(日本経済新聞より貼り付け)

株、一時1万9000円割れ 短観ショックで揺らぐ業績楽観論
証券部 岸田幸子
公開日時2015/4/1

 名実ともに2015年度入りした1日の日本株相場は荒れもようの幕開けとなった。日経平均株価は値動きの激しい展開のなか、約3週間ぶりに心理的節目の1万9000円を割り込む場面があった。きっかけは、日銀が取引開始前に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)。 市場予想に反して弱い内容が目立ち、相場の目先の調整局面入りを懸念する声が増えている。

 「これから企業が出してくる15年度の業績予想に良いイメージを描けなくなった」(野村証券の松浦寿雄チーフストラテジスト)。寄り付き直前に発表された3月の日銀短観では、改善が見込まれていた企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業で横ばいとなり、先行きについても悪化する見通しとなった。

 日本企業はこれまで、円安や原油安、景気回復などを背景に、15年度も大幅な増益となることが期待されていた。だが短観では、全産業の15年度の経常利益計画は14年度比0.6%増にとどまった。企業が出す実際の業績見通しはここまで悲観的ではないというのが市場の大勢だが、年初から業績期待などを材料に大きく買われてきただけに失望売りを誘った。

 小幅なプラスを見込んでいた大企業の15年度の設備投資計画が同1.2%減とマイナスになったことも投資家心理を冷やした。設備投資関連株のキーエンス/安川電機/などが大きく売られた。

 新年度入り直後は国内の金融機関の利益確定の売りが出やすいことも、相場の下落に拍車をかけた。外国人投資家は年初から大きく指数先物を買い越しており、「相場が冷え込む局面では、短期筋が積み上げたポジションを外す売りを出しやすい」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト)ことも重荷になった。

 日本企業特有の業績見通しの出し方も、投資家の警戒感につながっている。米国企業はドル高の影響で4~6月期の業績減速が見込まれている。世界景気の先行きも見通しにくい。ただでさえ期初の業績予想を保守的に見積もることが多い日本企業が、一段と慎重な数字を出し、期待外れと見なした売りが増える懸念がくすぶる。

 もっとも、市場には短期的な調整を前向きに捉える声もある。日経平均は年初から2万円を目指して上昇しており、押し目らしい押し目がなかった。円安の業績押し上げ効果や賃上げに伴う消費回復で日本株の相対的な優位性は変わらないとの見方も根強い。パインブリッジ・インベストメンツの前野達志執行役員は「中長期的な視点では、相場の日柄調整は悪いことではない」と話す。

 日経平均は1日、チャート上で25日移動平均線を約2カ月ぶりに下回った。調整シグナルと見られることが多いが、2カ月前に移動平均線を下回った際は日本株の先高期待から翌日に再び上昇基調を取り戻した。「短観ショック」を今回も健全な調整局面と捉えられるか。明日以降の値動きが、新年度相場の先行きを占うことになりそうだ。

(貼り付け終わり)


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