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当初から予想された、菅官房長官と翁長沖縄県知事の会談結果の平行線。

2015年04月05日 16時14分17秒 | 日記
 急に決まった、なんだか取ってつけたような、菅義偉官房長官と翁長雄志沖縄県知事との会談は、予想通り平行線で一時間で終わった。

 もともと政府には、沖縄県民の声を聞く耳を持たぬ形で、辺野古沖の移設計画を強硬に進めているのだから、解決の糸口が見いだせる筈がない。

 そして政府の公式見解は、永年の課題であった安全上問題の多い、普天間米軍基地の移転を実行する為であると言う理由づけで、辺野古基地建設を沖縄県民への押しつけている。

 先の知事選挙でも、その後の総選挙でも、沖縄県民は、そういう政府方針に反対して、翁長雄志沖縄県知事を当選させ、反対勢力側を支持しているのだ。

 冷静に物事を見れば、こんなにおかしな政府見解はない。 明らかに沖縄県民が望んでいない辺野古移設を、何故強硬に行うのだろうか?

 もう一つの理由が、日米同盟の確立のために、米軍の望む辺野古基地の建設を進めると言うのだろう。

 しかしこれも、日本政府は仮想敵国を中国にしているのかも知れないが、果して本当に中国が尖閣諸島を占領するために、軍隊を出すだろうか?

 中国はそれどころではない。 国際社会での権威を確立する為に、アジア開発投資銀行(AIIB)の設立など、日本政府が考えているより数段高い目標を掲げて、政策を進めようとしている。

 米国も本音では、中国と戦闘行為に入る気など毛頭ないであろう。 それよりも欧米各国は、中国を中心としたアジア周辺地域での、インフラビジネスの拡大を狙っている。

 安倍首相の4月末予定の、米国上下院合同の会場での演説に於いて、なんとか米国一辺倒の日本の首相という、格好をつけたいのかもしれない。

 しかし筆者は思うのだ。小国でもない日本が、なぜそこまで米国「命」と、へりくだるのだろうか?

 お隣の韓国が最終段階で、AIIBにちゃっかり参加表明をしている。ビジネス面の拡大のためには将来有用になると、政治判断を行い、行動する韓国の勇気に脱帽してしまうよ。


(東京新聞電子版より貼り付け)

辺野古移設で平行線、対話は継続 管氏と沖縄知事初会談
2015年4月5日

 菅義偉官房長官は5日午前、沖縄県の翁長雄志知事と那覇市のホテルで初めて会談し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設について「日米同盟と抑止力の維持、危険性除去を考えたときに唯一の解決策だ」と理解を求めた。

 翁長氏は安倍晋三首相との面会を要請するとともに反対方針を重ねて示し、会談は平行線をたどった。双方とも対話を継続する方針だが、歩み寄りへの突破口は開けず、協議の難航は必至だ。会談は約1時間行われた。

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