ウイキペディアで調べると、「春節(しゅんせつ)とは旧暦の正月である。中華圏で最も重要とされる祝祭日であり、新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、中国や台湾のみならずシンガポールなどの中華圏国家では数日間の祝日が設定されている」と書かれている。
今年は2月19日だ。もう早めに休みを取っている中国人観光客が、日本観光に訪れ始めているようで、2月11日のTV東京の経済報道番組≪WBS≫でも、中国人観光客が、ドクターシーラボ化粧品などを買い求めに来店する様子が放映されていた。
中国の観光客はネットで日本の商品や店舗の情報を来日前に調べており、購入商品や来店先にも大きな偏りがあるようで、彼らを相手に売り込む日本側のメーカーや店舗も、中国人向けにネットを最大限活用する必要性があるようだ。
中国のネット使用者は、もともと人口が多いせいもあるが、インターネットウオッチによると、「中国における2013年末時点のインターネット利用者は6億1800万人で、年間で5358万人、半年間で2700万人増加した。総人口に対するインターネット利用者率は45.8%。利用者の増加は昨年までと比べ緩やかとなった」と報じている。
日本のネットユーザーも増えているとはいえ、この急激な増加数には驚くばかりだ。 昨年、2014年の中国でのスマホの出荷台数は4億5千万台と言われている。もっとも1億台は在庫になっているのではないかとも聞くから、3億5千万台程度は売れていると言っても良いのだろう。そういう計算をするとネット人口は50%を軽く超えている可能性がある。
しかしこの数字は、日本では想像できないくらいの膨大な数字だ。そのため価格競争は激しく、部品の価格下落も著しい。その結果でシャープが再び赤字に落ち込むというトバッチリまで受けている。
ところで今日の筆者のブログは、そういう話ではなく、なぜ中国人観光客が日本に買い物旅行に来るのか?だ。
WBSでも報じていたが、円安のメリットも当然あるのだが、中国人観光客には、日本製品には偽物がないと広く知れ渡っているため、極端に言えばどこの店で買っても品質や安全性に、安心感をもって買い物を楽しめるようだ。
WBSでは報じなかったが、数日前の人民網(人民日報)では、日本製の温水洗浄便座が大人気で、大きな段ボールをいくつも買って帰り、高品質を作り出した地道な日本の商品開発力を学ぶべきだと伝えていた。
アップルのIPhoneも最近は中国国内で大幅に売り上げを伸ばしているようで、高価格であっても品質の良いブランド商品に対しての、中国国内の需要は結構あるという事だろう。
ところで、昨夜のWBSで、カシミヤに関する興味あるニュースも報じられた。
WBSの簡単な番組紹介には、『中国の河北省清河県の東高荘村は、カシミヤ製品の世界最大の産地で“カシミヤ村”の通称を持ちます。原料の産地から1,000キロ以上離れているにも関わらず、約30年前からカシミヤの加工・販売を行っています。1,300人の人口のほとんどがカシミヤで生計を立てています。しかし、加工や卸売の業者を訪ねると、カシミヤとうたいながら、羊毛を使っているとのという話がありました。中国メディアによると、カシミヤ原料の生産高は年間1万トンですが、加工した製品になると2倍以上になるといいます。金沢工業大学 ゲノム生物工学研究所の大箸信一教授は動物の毛に含まれるたんぱく質の種類の違いに注目し、成否の中に含まれるカシミヤの量を調べる方法を開発しました。従来の顕微鏡を使って特定するよりも効率的で正確です。販売側も偽物のカシミヤをなくす取り組みを進めています。製造・卸を手掛けるタニラグの鈴木亜衣子さんは、扱うすべてのカシミヤ商品について専門機関に鑑定を依頼。鑑定書をつけて小売店に卸しています』と伝えている。
なんと、カシミヤ原料の生産高は年間1万トンで、加工した製品の出荷高は倍の2万トンになるというのだ。
もちろん100%カシミヤではなく、風合いの関係上、羊毛などとの混毛も当然あるとは思われる。しかしこの地域から出荷されるカシミヤには、まぎれもなく羊毛製の偽物がかなり出荷されていると言って良いだろう。
筆者が番組の中で見た、生産業者の責任者が、高価なカシミヤ原料を使っていては、採算が合わないと平然と言っていたから、安い値段で売られているカシミヤ製品は要注意だ。
しかし中国当局者も、品質保証に対しての取り組みを真剣に行わなければ、中国製カシミヤに対する信頼を失墜することになると、筆者は思う。
中国人も、本国内で売られている商品に、多くの偽物が混じっている事を知っているため、日本への買い物ツアーが押し寄せる事になっているのではないかと筆者は推測しており、複雑な気持になってしまう。
今年は2月19日だ。もう早めに休みを取っている中国人観光客が、日本観光に訪れ始めているようで、2月11日のTV東京の経済報道番組≪WBS≫でも、中国人観光客が、ドクターシーラボ化粧品などを買い求めに来店する様子が放映されていた。
中国の観光客はネットで日本の商品や店舗の情報を来日前に調べており、購入商品や来店先にも大きな偏りがあるようで、彼らを相手に売り込む日本側のメーカーや店舗も、中国人向けにネットを最大限活用する必要性があるようだ。
中国のネット使用者は、もともと人口が多いせいもあるが、インターネットウオッチによると、「中国における2013年末時点のインターネット利用者は6億1800万人で、年間で5358万人、半年間で2700万人増加した。総人口に対するインターネット利用者率は45.8%。利用者の増加は昨年までと比べ緩やかとなった」と報じている。
日本のネットユーザーも増えているとはいえ、この急激な増加数には驚くばかりだ。 昨年、2014年の中国でのスマホの出荷台数は4億5千万台と言われている。もっとも1億台は在庫になっているのではないかとも聞くから、3億5千万台程度は売れていると言っても良いのだろう。そういう計算をするとネット人口は50%を軽く超えている可能性がある。
しかしこの数字は、日本では想像できないくらいの膨大な数字だ。そのため価格競争は激しく、部品の価格下落も著しい。その結果でシャープが再び赤字に落ち込むというトバッチリまで受けている。
ところで今日の筆者のブログは、そういう話ではなく、なぜ中国人観光客が日本に買い物旅行に来るのか?だ。
WBSでも報じていたが、円安のメリットも当然あるのだが、中国人観光客には、日本製品には偽物がないと広く知れ渡っているため、極端に言えばどこの店で買っても品質や安全性に、安心感をもって買い物を楽しめるようだ。
WBSでは報じなかったが、数日前の人民網(人民日報)では、日本製の温水洗浄便座が大人気で、大きな段ボールをいくつも買って帰り、高品質を作り出した地道な日本の商品開発力を学ぶべきだと伝えていた。
アップルのIPhoneも最近は中国国内で大幅に売り上げを伸ばしているようで、高価格であっても品質の良いブランド商品に対しての、中国国内の需要は結構あるという事だろう。
ところで、昨夜のWBSで、カシミヤに関する興味あるニュースも報じられた。
WBSの簡単な番組紹介には、『中国の河北省清河県の東高荘村は、カシミヤ製品の世界最大の産地で“カシミヤ村”の通称を持ちます。原料の産地から1,000キロ以上離れているにも関わらず、約30年前からカシミヤの加工・販売を行っています。1,300人の人口のほとんどがカシミヤで生計を立てています。しかし、加工や卸売の業者を訪ねると、カシミヤとうたいながら、羊毛を使っているとのという話がありました。中国メディアによると、カシミヤ原料の生産高は年間1万トンですが、加工した製品になると2倍以上になるといいます。金沢工業大学 ゲノム生物工学研究所の大箸信一教授は動物の毛に含まれるたんぱく質の種類の違いに注目し、成否の中に含まれるカシミヤの量を調べる方法を開発しました。従来の顕微鏡を使って特定するよりも効率的で正確です。販売側も偽物のカシミヤをなくす取り組みを進めています。製造・卸を手掛けるタニラグの鈴木亜衣子さんは、扱うすべてのカシミヤ商品について専門機関に鑑定を依頼。鑑定書をつけて小売店に卸しています』と伝えている。
なんと、カシミヤ原料の生産高は年間1万トンで、加工した製品の出荷高は倍の2万トンになるというのだ。
もちろん100%カシミヤではなく、風合いの関係上、羊毛などとの混毛も当然あるとは思われる。しかしこの地域から出荷されるカシミヤには、まぎれもなく羊毛製の偽物がかなり出荷されていると言って良いだろう。
筆者が番組の中で見た、生産業者の責任者が、高価なカシミヤ原料を使っていては、採算が合わないと平然と言っていたから、安い値段で売られているカシミヤ製品は要注意だ。
しかし中国当局者も、品質保証に対しての取り組みを真剣に行わなければ、中国製カシミヤに対する信頼を失墜することになると、筆者は思う。
中国人も、本国内で売られている商品に、多くの偽物が混じっている事を知っているため、日本への買い物ツアーが押し寄せる事になっているのではないかと筆者は推測しており、複雑な気持になってしまう。