ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

わかったわかった!・ケンカも楽し!!

2010-06-26 07:39:17 | Weblog




朝からスッキリ晴れた。
今朝は,アオバトが森の奥で、不気味に吠える?
それに応えるように、筒鳥が間の手を入れる。
筒鳥は,郭公にだって,誰にでも間の手を入れる。

何の変哲も無い、ニセコの日常を書き連ねて行く、
日々代わり映えのしない、去年とも代わり映えのしない
愚直なまでに、やれ蕨だ蕗だ,鶯だワン公だ・・・・。

ビルに切り取られた鋭角な空を見上げて,
日々暮らしを続ける都会の人々は、時々,無性に
砂浜を裸足で歩きたい・・・山奥の湖に小舟を浮かべたい・・・
という強い衝動に駆られる。

それは,私自身何年か、切り取られた鋭角な空を見上げて過ごした事が
あるから、そう思うだけで、一般的では無いかも知れない。

この時期、畑の真ん中にそそり立つ独立峰の頂きを目指して多くの人々が
訪れる。前回、天候に恵まれなかったので、また来たという人もある。
海抜1800mちょっと、それほど高い山ではないが、距離が長く、日帰り登山では
厳しい一面も充分考えられる。妻は毎年のように登っているが、私はこれまで
3回だけ登った。夏に2回、4月、雪のある頃に1回。
この時期は、高山植物のお花畑と残雪が見事な世界を作る、別天地となる。

この前、何十年も前に、ヒラフの駅前旅館に宿泊し、バスで山田温泉に通って
スキーを楽しんだという初老のお客様が見えた。スキー場の変貌ぶりには
決して同じ場所とは思えない様子だった。

人々は集まり、集落が出来、栄え、寂れ、人は去りをくり返す。
羊蹄山の時間の流れからすれば、一瞬一瞬の出来事かもしれない、
それでも、私達はその一瞬一瞬に、一喜一憂しあたふたする。

一喜一憂・あたふた・してる内は、何も残せない。
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