草花探訪

季節の草花苗づくり

サクラジャパンの快挙に沸く

2019年10月16日 | 花の写真

今回の19号台風による甚大な被害、東日本では死者73人、決壊河川が52河川

と報じられています。被災された方、地方の皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。

私の住む京都は、幸いにも風・雨による被害も軽微で、台風一過空気が一変し秋が

深まった気配を強く感じます。

歩き始める5時過ぎはまだ薄暗く、30分ほど歩いて到着する平野神社でやっと

夜明けです。

 

さて、今週の特筆すべきは出来事といえば、W杯でサクラジャパンが初の決勝

トーナメント進出を成し遂げたことでしょう。(写真は某テレビの一画面)

ある新聞には「長年、世界の強豪チームの分厚い壁に跳ね返されてきた苦闘の歴史

を乗り越え一次リーグを4戦全勝で突破し、日本ラグビーは新たなステージへと

舞台を移した」とたたえていました。

このラグビーW杯は1987年から始まり、日本は第1回から9大会連続で出場して

いますが、今回まで通算成績は4勝2分け22敗と全くと言ってよいほど歯が立たない

実力差がありました。(確か前々大会のニュージランド戦では147対15の大敗も)

その日本が世界ランキングNO2のアイルランドを撃破したのですから。

私も手に汗しTV画面に向かって声を張り上げて観戦していました。

予想以上の日本の戦いぶり、後半、じりじり追い上げてくる対戦相手アイルランドに、

TV実況のアナウンサーまでが実況を忘れ逃げ切りを願っているかのように「試合時間、

残すはあと何分」と残分を気にしていたのが印象的でした。

日本は初のベスト8入り、次はいよいよ南アフリカ戦です。強豪ですが勝てない相手

ではないと思います。新たなステージでの活躍を祈っています。

 

さて、今週の花だよりですが、平野神社では十月に咲く「十月桜」が咲き始めました。

花径15ミリほどの白色一重咲きで、華やかさは乏しいですがカンザクラの一種、

この時期から咲き始め3月半ば「魁桜」の開花まで咲き続けます。

それに「芙蓉」が見頃です。芙蓉は一重咲で白色・薄淡色、平安時代から愛され

鑑賞されてきた花木です。

朝に咲き夕方にしぼむ一日花、早朝に開花したときは淡紅色、夕方になるに従い

その色は次第に濃くなり、そしてしぼんでしまう。

芙蓉の一種「酔芙蓉」は、朝のうちは純白、午後には淡紅色、夕方から夜にかけて

紅色になります。人が酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ている

ことから「酔芙蓉」との名がついたといわれています。

花ではないのですがこの時期に見ごろを迎えるのが「ムラサキシキブ」です。