京都では隠れた桜の標本木としても有名な、平野神社のその名も「魁桜」が昨日(19日)
開花しました。
楼門前にあるこの桜は白色の一重咲き枝垂れ桜の古木で、名前の通りほかの桜に
先駆けて開花します。今年も多分、4~5日後には染井吉野桜が開花するでしょう。
ちなみにここの染井吉野は下のようなつぼみ状況です。
少し平野神社の桜について付け加えておきます。江戸時代中期には「平野の夜桜」
として有名な京都の桜の名所で、あまり広くない敷地ですが約50品種400本の木が
植わっています。勿論夜桜の名所です。
特に魁桜をはじめ平野十珍種と称する桜木は有名で、3月中旬から4月下旬まで開花
時期が異なるため長期間楽しめます。
今年は春の訪れが遅れたこともあって、すぐ近くの北野天満宮の梅の花は今が「満開」、
北野から平野へと300mほどの距離ですから散策して梅と桜両方楽しめますのでお勧め
です。私にとってはいつものウオーキングコースですので、桜の情報を得るため少し余計に
歩いて御所まで行ってきました。
旧近衛邸跡の「いと桜」(枝垂れ桜)はすでに開花していました。昼前というのに見物客も
カメラマンも少ないでしたから、まだ開花しているのをご存じないのでは?