6月16日は従兄と一緒に恒例の東京散歩に出かけました。
今回は九品仏から等々力渓谷へのコースです。
九品仏とは東急大井町線の近くにある浄真寺にある阿弥陀如来のことです。
本堂の向かいに阿弥陀如来が三体ずつ九体、三つのお堂に納められています。
本堂の本尊は釈迦如来、どれも大きな仏様で、寺域も広大、堂々たるお寺でした。
江戸時代の創建(1668年)ですので伽藍が全て残っています。
そこからしばらく歩くと等々力渓谷です。武蔵野台地の南端で、矢沢川の侵食により深さ10m長さ役1キロの断崖をなしています。
鬱蒼とした緑の中を清流が流れて、23区内とは思えない静けさです。
川べりに3輪の白い花が沢山咲いていました。
帰化植物のトキワツユクサです。こんなところにも帰化植物が侵入しています。
渓谷を上がると野毛大塚古墳があります。4、5世紀に作られた大きな前方後円墳です。
上は後円部分、下は前方部分
そこから上野毛駅のそばの五島美術館に回りました。
元東急電鉄会長の五島慶太氏が収集した美術品を納めた美術館で、
ちょうど日本が名品展をやっていました。
横山大観らの軸物がいろいろありました。
私としては小川芋銭の絵が気に入りました。
途中道に迷ったりしたので、20000歩ほど歩きました。
スマホを持っているのに使い慣れないもので、
現在地から目的地へのルートを簡単に調べられるのに、
そんなことが分からず、分かったときは後の祭りでした。