竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

被災地岩手へ やっと軌道に その3 

2012-03-25 19:44:38 | エコクラフトの籠編み
月曜日の朝東京に戻りました。
体調が良かったのでジョギングしたり、家内と一緒に小平市内の日帰り温泉に行き、その後墓参りをして、ちょっと無理をしたせいか、水曜日から風邪気味になりました。


そのため木曜に掛川に来るつもりでしたが用心して土曜に延ばしました。 
 
掛川図書館で赤坂憲雄・小熊英二・山内明美著「「東北」再生」と浅川芳裕著「日本の農業が必ず復活する45の理由」文芸春秋社 を借りてきて読んでいます。震災について書かれた本はいくつか読んでいますが、どれも印象に残りませんでした。初めの本も然り、でも浅川芳裕氏の農業の復興については、如何に自分が現在の日本の農業について無知だったのか思い知らされて、目からうろこが落ちる思いがしました。ジャーナリズムの議論に頼っては本質が全く見えませんね。
 
自分の無知と言う点では、この歳になって痛感することが多いですね。歳をとるにしたがってあまり口幅ったいことは言わないようにしようと思っていますが、ついつい口に出てしまいます。世の中から見れば本当にちっぽけな存在なので、自分のやるべきことを人の邪魔にならないようにこつこつやっていけばいい、そんなふうに思うんですが・・・・
掛川ではキブシが咲き出しました。
 
閑話休題
 
17日はいよいよ陸前高田市の長部地区です。前もって足湯隊の井上さんがまごころネットの車を運転してくれる人を募集してくれていました。応募してくる人があったので、その人と行くことになりました。
 
この人は50代後半?ぐらいの女性本間さんで埼玉の人、息子さんのお嫁さんの実家が被災地の山田町で、そこのお手伝いに行っているうちに釜石の市役所の手伝いもするようになり、余った時間でまごころネットにも来るようになったとのことでした。自分の車ランドクルーザープラドで来ていて、運転はお手の物、埼玉では病人や要介護者の移送の仕事もしているのでそのための免許も持っており、安心して乗ることが出来ました。彼女も毎月後半岩手にボランティアに来ているようです。
 
出発は10時半で間に合うので、それまで翌日の分の小かごの材料を一緒に切りました。一つ一つの仕事が実に丁寧で、大体がいい加減なたちの私は内心びっくりしました。
 
その日は雨模様なので、一応15人の予定でしたが、うんと減るかもと覚悟していました。でも現地に行ってみると、どんどんいつものメンバーが集まってきます。今回で5回目、やっと定着してきたのでしょう。

 
今回作った小型バッグ

来月はくずかごを作ります。これは前もってそれぞれに材料を切ってきてもらわなければなりません。テープは一巻50メートルで700円ですが、個別に注文すると送料や代引き手数料がかかります。注文が8000円以上になるとどちらも無料になるので、みんなでまとまってテープをエムズファクトリーに注文することになります。テープが届いてから材料を切ってもらうので、そのためにみんなで前もって集まるようです。こういうシステムが出来あがれば、今後の活動も効率的におこなえます。