碁ワールド1月号に大坂田

今日発売の「碁ワールド」1月号の目玉は、巻頭の23世本因坊栄寿と万波佳奈プロの対談だが、大坂田先生の変貌ぶりに驚いた。

巷に出回っているのが10年以上前の写真なので仕方ないのだろうが、口元がすっかり細くなっておまけに色付き眼鏡をかけていらっしゃるから、言われないと大坂田とわからないくらい。
棋士は歯を酷使する職業なので、大分摩り減っておられるのだろう。

でも万波プロと会うことを楽しみにしておられた様子や、対談後握手を求めるなど、かって艶福家だった姿は衰えず。
嬉しくなってしまう。
お元気なのはなにより。

一方、奥様は若い。
実際年の差カップルなのだろうが、それにしても金髪に染めておられる姿はビックリ。
晴れ着のカナボーにも負けていない…というのは言い過ぎにしても（笑）。
カナボー、綺麗でした。

その他リニューアルした1月号の内容については、詳しくは触れたくない。
個人的な感想を一言で言えば、「詰碁のエッセンス」以外「全然進歩していない」ようにみえる。
講座を入れ替えただけ。

大体認定100問が付録についているのに、本体にもまた「トライアル40」なんていう問題集をつける必要があるのだろうか？
ニーズがあるからこその企画なのだろうが、私は全く面白くない。
棋院、囲碁ライターのアイディアの乏しさには目を覆うばかりである。

昨今は雑誌が売れにくい時勢なのに、雑誌としてはおろか機関紙としても十分に機能しておらず、ガッカリの一言。
来年もまた辛口の批評が続き、毒舌で読者のお耳を汚すことになるのではと心配だ。