対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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大逆転将棋2007 第5夜

2007-01-21 23:15:55 | 将棋
大逆転将棋2007レビュー。
すっかりウィークワーク(?)になってしまった。
今夜を最終回にして、一気に片づけよう。

白熱の女流10秒目隠し将棋の後は、浦野真彦プロによる詰将棋鑑賞。
浦野プロは「3手詰めハンドブック」「5手詰めハンドブック
などの名著で知られる、プロ棋界屈指の詰将棋作家。

今回は曲詰(きょくづめ)がテーマ。
簡単に言えば、文字図形型詰将棋です。
文字詰碁の詰将棋版と思って貰えば、よろしい。

ただ浦野プロの作品の優れているところは、問題図も詰め上がりの図も、両方文字になっている点。
今回は「8」の形に配置された詰将棋が、「1」の形で詰め上がる詰将棋と、「ハート」型の詰将棋が、「ハート」型に戻って詰め上がる詰将棋が披露された。
「8→1」の詰将棋は、9×9=81桝の将棋盤になぞらえたもの。
「ハート」型は奇しくも、昨日紹介のキミィプロの話ともリンクしますな。
しかし折角のカワイイハート型詰将棋だが、これで女性を口説いたりには………有用なんですかネェ(笑)?

締めは恒例の「投了図大逆転将棋」
これはプロ棋戦での投了図から、投了した側をプロ、勝った側をアマが指し継ぐというもの。
元々「大逆転将棋」はこの企画からスタート、発展したのだった。

今回は森内俊之プロに、プロ野球の井川慶選手。
そして羽生善治プロに、作家の斉藤栄氏が挑戦。

見所は井川選手の対局前に、
「井川選手が羽生プロから三振を取れば、羽生プロからアドバイスが貰える」
という場面。
なんと羽生プロが井川選手の3球目を、まさかの三塁打に



野球といっても「野球盤」だけれど(笑)。
野球盤を目の前にした羽生プロの
「ををっ、懐かしぃー」
といった顔に深く共感した。

毎回この企画はゲストが苦戦するのだが、今回は両方ともゲストの勝ち!
危なっかしい場面もあったが、お見事!

番組全体としては、なまじっか棋力がある程度の人には、ゲストの指しぶりに不満を感じる面もあろうが、将棋をほとんど知らない人への誘いという意味では、なかなか良かったのではないかと思う。
また羽生プロを始め、棋士ゲストともに笑いが絶えず、私も微笑ましく観ることが出来て、その点は正月番組に相応しい内容だったと言える。

お屠蘇を飲みながら、みんなでワイワイ楽しめる、福笑い的番組だと感じた。


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