対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

カーリング観戦記(前編)

2006-11-25 22:15:28 | スポーツ
天気が良かったのでいってきましたよ、東伏見はダイドーアリーナ。
第16回パシフィックカーリング選手権2006

座席は女子の側が半分くらい埋まり、男子の側はガラガラ…。
そこまでハッキリ分かれなくてもと思ったが、私も当然女子側に。

午前中準決勝第1戦はかなり白熱した戦い。
第9エンドを終わって、男子は1点リードで先攻。
女子は1点ビハインドで後攻。

こういう場合、延長戦を睨んだ心理と、第10エンドで決めたい心理とが複雑に交差して、難しい石の配置になる。

女子は早々にサークルの前に複雑な壁が出現し、その裏側にいかに石を置いていくかが焦点に。
3rd本橋、スキップ目黒らが見事なショットでそれを達成していくが、相手の中国チームのスキップがそれを上回るショットをみせ、ため息と感嘆と拍手の連続。
最後は目黒が壁の内側に、石を置ききれずミスショット。
先攻の中国に1点を入れられゲームセットとなった。

男子はサークル中心に位置した韓国チームの石の周りを、日本チームの石が取り囲むような状況に。
工夫次第ではこの中心にある韓国チームの石を弾き出して、第10エンドで勝負を決められそうな気もしたが、日本チームは下手に壁を崩して逆転されるのを恐れ無理をせず。
ラストストーンも壁強化に専念し、韓国チームに1点だけを与え後攻で有利な延長戦で決着をつけることを選択。
素人目にはこの姿勢がやや消極的に感じられた。

しかし延長戦は日本チームの思惑通り、石の混み合わない単純な石の配置に。
ラストストーン日本の石が、サークル(ハウス)の中心付近に止まれば勝ちという状況となった。
特に邪魔な石もなく範囲も広いので、それは比較的に容易に思われたが…。

日本チームスキップの放った石は勢いなく、慌てて3人掛かりで必死にスウィープ!
私も心の中で強く、

来い!
まさか…。
来い!
まさか…。
来い!
まさか…。まさかぁ!?

こなーい!

何とサークルの中央に到達しないというミスショット。
思わずブラシを放り投げて、呆然とする日本選手。
ガッツポーズの韓国選手スキップ。
会場も驚きとも、ため息ともつかないどよめきに包まれ、日本チームはほぼ手中にした勝ちを逃してしまった。
この負け方は選手達はヘコんだだろうけれど、観衆もかなりヘコみました…(涙)。
これがなければ最悪でも、19時からの試合があったのに…。
このシーンが、この日のハイライトだった。

(つづく)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿