自遊日記

定年後の備忘録

20年前の「ノートルダム大聖堂」

2012-03-12 18:56:51 | スペイン・蘭・独・仏の旅

 

パリのシンボル、ノートルダム大聖堂です。 

(東側から見た図です)

東側には、菩提樹の木が沢山ありました。

 

 

 

クモの脚のような部分は

 ゴシック建築の特徴である飛梁(フライング・バットレス)です。

飛梁が壁を支えくれるので、建物を高く出来ます。

また、飛梁のおかげで、大きな窓を設ける事が出来るようになりました。

ステンドグラスが普及したのも、飛梁のおかげです。

 

 

 

 

壁から突き出て、口を開けているのは

ゴシック建築にお馴染みの排水口(ガーゴイル)です。

大聖堂好きにはたまりません。

 

 

 

 西側正面入り口上部の彫刻です。

キリストの「最後の審判」の様子が描かれています。

 

ガイドさんの説明では・・・

聖書を読めない人が多かった中世では、彫刻やステンドグラスなどで

キリストの教えを表現していたそうです。

 

因みに

東日本大震災から1年経った昨日(11日)は

世界のあちこちで追悼のミサやコンサートが開催されたようですが、

ここ「ノートルダム大聖堂」でも、追悼のミサが捧げられたそうです。

 

 

 

 

 

パリのシンボルと言えばエッフェル塔も欠かせません。

しかし、展望台に登る時間はなく、外観だけ眺めて帰りました。 

慌しいパリ歩きでした。

 

 

 


20年前の「パリの街角」

2012-03-10 18:34:01 | スペイン・蘭・独・仏の旅

20年ほど前、仕事でパリを訪れました。

 

 

 

  街のなかには、カラフルなオブジェが いっぱいありました。       

 

 

 

この窓は、どれが本物で、どれが偽ものかよくわかりません。

だまし絵が施されています。

パリの街には、ゆとりと言うかユーモアもたっぷりあります。

 

 

 

昼食は、現地ガイドさんと2人っきりでとりました。

窓からジャンヌダルクの像が見える、庶民的なレストランでした。

 

 

 

隣のテーブルでは、

地元の女性がおしゃべりをしながら食事を楽しんでいました。

観光客らしき姿はゼロ、地元の人御用達の店でした。

 

 

 

昼食時にガイドさんが「何を食べたいですか」と尋ねました。

すると、ツアーの一行から「日本食」「日本食」の声があがりました。

日本を出て何日かたつと日本食が恋しくなるものです。

私を除く全員が高級な日本食レストランへ行きました。

 

私はガイドさんに

「折角フランスまで来ているのだから、私はその土地の料理を食べたい。

それも高級なフランス料理なんかでなく、

フランスの人が日常食べている普通の料理を、食べたい」

と申し入れました。

するとガイドさんはいたく共感し「私はあなたのような考え方の人大好き」

と言って、喜々として地元の人がよく利用する

大衆レストランへ連れて行ってくれました。

ジャンヌダルクの像を眺めながら、意気投合したガイドさんと

食事とオシャベリを楽しんだ事を懐かしく思いだします。

 

 

 


「釈迦の女」読了

2012-03-05 17:25:50 | 読書

このほど、澤田ふじ子著「釈迦の女」を読了しました。

 

江戸時代の、京都を舞台にした短編が6つ収められています。

公事宿(今で言う弁護士事務所のようなところ)の居候

菊太郎の活躍を描いています。

全編京ことばで埋めつくされており、地名もお馴染みのところばかり。

心地よく読めました。

 

 


元祖「松花堂弁当」

2012-03-01 18:47:46 | 京都 街歩き

先日、料亭吉兆の松花堂店で 「松花堂弁当」をいただきました。

元祖「松花堂弁当」です。

上記に、ごはんと吸い物がつきます。

 

「松花堂弁当」の生みの親は、吉兆創業者の湯木貞一氏

と言われています。

そのヒントになったのは、江戸時代初期の文化人で僧侶でもあった

「松花堂昭乗」という人が使っていた、小物入れです。

昭乗は、農家の人が使っていた種入れを、小物入れとして活用していました。

それをヒントに、昭和のはじめ、湯木氏が四つ切りの器を考案し、

「松花堂弁当」と名づけて売り出したそうです。

 

 

 

 

洛南の名園「松花堂庭園」 には

松花堂昭乗に因んだ、お茶室や書院、美術舘があります。

園内には、吉兆の松花堂店もあります。

 

 

 

 

 

 12月はじめに訪れた時の園内の様子です。

もみじが少し残っていました。

寒い今の時期は来園者も少なく、ちょっと殺風景ですが、

椿が咲きはじめると、また園内は賑わってきます。

四季折々楽しめる庭園です。

 

 

松花堂昭乗ゆかりの地でいただいた

元祖「松花堂弁当」の味は格別でした。