自遊日記

定年後の備忘録

元祖「松花堂弁当」

2012-03-01 18:47:46 | 京都 街歩き

先日、料亭吉兆の松花堂店で 「松花堂弁当」をいただきました。

元祖「松花堂弁当」です。

上記に、ごはんと吸い物がつきます。

 

「松花堂弁当」の生みの親は、吉兆創業者の湯木貞一氏

と言われています。

そのヒントになったのは、江戸時代初期の文化人で僧侶でもあった

「松花堂昭乗」という人が使っていた、小物入れです。

昭乗は、農家の人が使っていた種入れを、小物入れとして活用していました。

それをヒントに、昭和のはじめ、湯木氏が四つ切りの器を考案し、

「松花堂弁当」と名づけて売り出したそうです。

 

 

 

 

洛南の名園「松花堂庭園」 には

松花堂昭乗に因んだ、お茶室や書院、美術舘があります。

園内には、吉兆の松花堂店もあります。

 

 

 

 

 

 12月はじめに訪れた時の園内の様子です。

もみじが少し残っていました。

寒い今の時期は来園者も少なく、ちょっと殺風景ですが、

椿が咲きはじめると、また園内は賑わってきます。

四季折々楽しめる庭園です。

 

 

松花堂昭乗ゆかりの地でいただいた

元祖「松花堂弁当」の味は格別でした。