自遊日記

定年後の備忘録

からくり人形

2006-11-14 21:00:33 | 国内旅行
犬山城、如庵を見学した後、からくり展示舘に立ち寄った。



     文化資料館では、犬山祭りに使われる
     からくり人形が展示されていた。



からくり展示舘では、「茶運び人形」の実演が行われていた。

人形が捧げている茶托に湯呑を乗せると、自動的に歩き出す。
お客さんが湯呑をとると、人形はその場所にじっと停止している。
お客さんがお茶を飲んだ後、再び湯呑を乗せると踵を返して戻っていく・・・。
実に精巧に出来ている。
ゼンマイ以外は全て木製、歯車は花梨の木を使っているそうだ。
因みにゼンマイは鯨のヒゲを使っている由。
 
 





写真は、昨年岡崎城を訪れた時に撮った、家康のからくり人形。
毎正時になると、家康がしずしずと登場したっぷり時間をかけて能を舞う。
能面をつけたり、はずしたり・・・と複雑な動きをする。

愛知県には精巧なからくり人形が多い。
昔からモノ作りに長けた人が多かったのだろうか。





写真は、今年8月プラハを訪れた際に撮ったからくり時計。
毎正時に十二使徒が2つの窓から顔を出す。
但し動きは単純で、あっと言う間に終わる。

造られた時代が違うので、日本と欧州の単純比較は出来ないが
日本の(昔の人の)技術のすごさを再認識した。

国宝茶室 「如庵」

2006-11-12 20:25:11 | 国内旅行
犬山城を見学した後、近くの有楽苑へ。
目下、秋季特別公開中の、茶室「如庵」を見学した。





        有楽苑入り口の岩栖門




前庭に「なんじゃもんじゃ」という変な名前の木が植えられていた。
正式な名前もあるらしいが、覚えていない。
白い花が咲くそうである。
写真、薄緑の木が「なんじゃもんじゃ」だそうである。




重要文化財の書院に接するような形で、国宝茶室「如庵」がある。
茶室の内部は、残念ながら撮影禁止。
写真右の、庭にせり出した格好で建っているのが、「如庵」
外部から見ると何の変哲もない茶室に見えるが国宝三名席の一つだそうだ。

この茶室は、織田信長の弟、織田有楽が京都の建仁寺に建てた茶室を
こちらへ移築したもの。
狭くて薄暗い茶室で薀蓄を聞かせてもらい、勉強になった。
利休風の草庵茶室とは異なる、武家風の端正な茶室だった。






              庭の待合





庭の風情。紅葉にはちょっと早かった。

因みに、有楽は信長、秀吉、家康の3人に仕えた特異な武将。
但し戦いは、あまり得意でなかったようだ。
本能寺の変の際は京都にいたが、いち早く逃亡し、「逃げの有楽」の異名も
あるそうだ。
しかし、茶人としては大きな足跡を残した人物だそうである。

国宝「犬山城」

2006-11-11 16:32:10 | 国内旅行
先日、ボランティアガイドの仲間30数名と愛知県へ研修旅行に行った。
今回の研修先は犬山城と茶室「如庵」。
現地のボランティアさんとの情報交換も狙いのひとつ。
現地に到着するまでの時間を利用し、バスの中で学芸部に属する仲間が事前講義をしてくれた。
そもそも犬山城は~。そもそもお茶室の構造は~~。よく勉強しているのに驚いた。







昼前に現地着。
早速現地のボランティアさんの案内で、犬山城を見学。

日本で国宝に指定されているお城は、次の4つだそうだ。
犬山城(白帝城)、彦根城(金亀城)、姫路城(白鷺城)、松本城(鴉城)

木曽川沿いに建つ犬山城は、三国志に出てくる白帝城(長江沿いに建つ)
とよく似ているため、白帝城の異名がついたようだ。

予習を充分しているので、ボランティアさんの話がスイスイ頭に入る。




お城の入り口で桜が咲いていた。
まばらな桜花越しにお城を見ると、落城寸前のお城に見える・・・
満開の桜越しに、元気なお城も撮ってみたいものだ。




物見の兵は、こんな窓から敵の動きを監視していたのかも。




天守閣から東側を眺める。
木曽川が、ゆったりと流れている。
犬山城の北側は、この木曽川に守られ、東側は山で守られ、
難攻不落を誇るお城だったようだ。



北西側を望む。木曽川を挟んで川向こうは美濃の国、手前は尾張。
左の方に小さく霞んでいる金華山山頂には、斉藤道三の居城だった
岐阜城が建っているはずであるが、肉眼では見えない。




天守閣から西側を望む。木曽川の下流方面を眺めている状態。

小牧長久手の合戦では秀吉が、12万の大軍を率いてこの城に入り、
小牧山に陣をしいた家康と戦った。

秀吉もこんな景色を眺めていたのだろうか・・・


空中散歩(7) スコットランド

2006-11-05 09:46:42 | その他
スコットランドは、昔グラスゴーとエジンバラを訪れた事があるだけで、
まだ訪ねたい所がヤマほどある。

英国は1つの国、というイメージを抱きがちであるが、昔訪れた時の印象では、
スコットランドはイングランドに対する対抗意識が強く、別の国のようだった。

グラスゴー市庁舎に掲げられていた国旗は、青地に白の斜め十字の聖アンドルー旗。
英国でありながら、ユニオンジャックを掲げていないのに驚いた事を思い出す。




   
スコットランドと言えばスコッチ。今日はスコッチの故郷を空中散歩してみた。

中央にグラスゴー、東にエジンバラが見える。
この地域は写真の精度が粗くズームアップしたがエジンバラ城も確認する事ができなかった。
スコッチの本場はグラスゴーの北辺りと、グラスゴーの西のアイラ島辺りに広がっている。





日頃なにげなく飲んでいるウイスキーであるが・・・
「ウイスキー」の本によると、
ウイスキーは大きく2種類に分類される。
1つ目は、モルト・ウイスキー ⇒ 大麦麦芽(モルト)を原料。
2つ目は、グレイン・ウイスキー ⇒ トウモロコシを主原料。

モルト・ウイスキーを更に分類すると・・・
シングル・モルト ⇒ ただひとつの蒸留所でつくられたモルト・ウイスキー
ブレンデッド・ウイスキー ⇒ 複数のモルト・ウイスキーにグレイン・ウイスキーを混ぜたもの。

おなじみの銘柄(例えばオールド・パー、ホワイト・ホース、シーバス・リーガル・・・)は
ほとんどブレンデッド。

最近は、旨さが評価され、シングル・モルトの人気が高まりつつあるようだ。





   
Google Earthで、アイラ(Islay)島を空中から訪れた。
九州に似た形の左側の島がアイラ島。
この島には8つの蒸留所があり、ブレンデッド・ウイスキーで
ここのモルトが使われてないものは無いそうだ。
残念乍ら、写真の精度が粗く、蒸留所は確認できず。





       
   写真はエジンバラで入手したスコッチのポスター。




飲みかけのウイスキー2本。
左は、サントリーの山崎工場を見学した際購入したシングル・モルト
右は、廉価だが混ぜものの多いホワイトホース(ブレンデッド・ウイスキー)
私には味の違いがよくわからない。今宵も廉価版で乾杯としよう・・・

空中散歩(6) バッキンガム宮殿

2006-11-04 07:33:33 | その他
     
ロンドン塔から少し西へ移動すると、セントポールズ大聖堂が見えてくる。
上空から見ると、十字架の形をしている事がはっきり解る。
入り口(ファサード)は西についており、聖地エルサレムに向け建てられている
事も、上空からだとよく認識出来る。



  
大聖堂西側入り口の写真。
バチカンの、サンピエトロ寺院に想を得て建てられた教会建築の傑作。
ワシントンの議事堂にも影響を与えた建物と言われている。
ウインストン・チャーチルもここに葬られている。






    
テームズ川に沿って更に南下していくと、国会議事堂の上空に出る。
橋のたもとには議事堂のシンボル、ビッグ・ベンが聳えているが、上空からは、解りにくい。
議事堂の西側には、王室ゆかりのウエストミンスター寺院が見える。



  
  イギリスのシンボル、議事堂とビッグ・ベン。







    
議事堂から少し西に進むとバッキンガム宮殿の上空に出る。
宮殿の西側は池を囲んでパレス・ガーデンが広がっている。
エリザベス女王がウイークディはここで過ごされている。
上空から覗くのはちょっと失礼かも。



  
   バッキンガム宮殿入り口。

空中散歩(5) ロンドン塔

2006-11-03 07:30:05 | その他
ロンドン塔上空を、Google Earthで飛んでみた。



写真は、10数年前に訪れた際に撮ったロンドン塔。
二重の城壁の奥に見えるのは、ホワイトタワー。




ロンドン塔のすぐ側に、ロンドンのシンボル、タワーブリッジがある。



   
空からロンドン塔を覗いてみた・・・

中央にホワイトタワーが見える。
空から見ると、かっては濠で囲まれた難攻不落の城塞だった事がよく解る。
しかし、やがて牢獄となり処刑場にもなった、ここはちょっと怖い場所。
ヘンリー8世の王妃、アン・ブーリンは男児を生まなかったという理由だけで、
ロンドン塔に幽閉され、処刑されている。
昔訪れた際は不気味さも感じたが、今空から訪れてみると、普通のお城。
ブラッディー・タワーも普通のタワーに見える。

テームズ川に架かっているのは、タワー・ブリッジ。
川面に大きな影が映っている。

空中散歩(4) イフ城

2006-11-02 08:01:34 | その他
今日は、Google Earthに乗ってマルセイユの西に浮かぶ、イフ島上空を散歩した。
一度訪れた場所を空から覗くのも楽しいが、一度も訪れた事が無い、また
訪れる可能性も少ない・・・そんな場所を空から散歩するのも楽しいものである。


       
イフ島(城)はアレクサンドル・デュマの小説「モンテ・クリスト伯」の舞台になった場所。
もともと、海賊やスペイン軍の襲撃からマルセイユの港を守るために造られた要塞。
その後その必要が無くなり、監獄になったようだ。
島の西に建つ正方形のお城は、3つの塔を持っている。意外と小さい感じ。

小説では、マルセイユの1等航海士だったエドモン・ダンテスが無実の罪で
ここイフ城に14年間投獄される。
その後脱獄して復讐劇が始まる・・・。
子供の頃、邦題「巌窟王」をむさぼるように読んだ事を思い出す。
      (写真はイフ島のイフ城)




       
ダンテスは、絶海の孤島に幽閉されていた・・・というイメージを今まで持っていた。
しかし、少し上空から観察すると絶海の孤島でなく近くに島があり、
右手のマルセイユ港からも意外と近そうだ。
今では、遊覧船で手軽に訪れる事が出来るそうである。
(写真矢印の先がイフ島。マルセイユの西3Kmにある島)

ゴルフ&テニス

2006-11-01 11:39:34 | テニス&ゴルフ&ラグビー
30日は元同僚とゴルフ。
このところ晴天続きであるが30日は飛び切りの快晴、無風状態。絶好のゴルフ日和りだった。
7時頃自宅を出た。近くのバス停には通勤客の長い列が出来ていた。
他人が働いている時に遊びに行く・・・ちょっと気がひけるが
我々も同じように先輩を支えてきたのだから、マーご勘弁願うしかない、と割り切ってゴルフ場へ向かった。年金制度が崩壊しない事を祈るばかり。

相変わらず、出入りの激しいゴルフだったが、飛距離が少し伸びてきたのだけはちょっと嬉しい。
「昔のオマエと違うようだ」の評価ももらえた。
裏を返せば、今まで、メチャメチャ飛んでなかったいう事であるが・・・

30日はキャディがつかないセルフの日。
クラブの管理は全て自己責任である。前をまわっていた組が2回もクラブをグリーン周りに
置き忘れて行った。
前の組も我々と同年代の男性だったが、加齢と共に注意力も落ちてくるという事か?。
当日は、私も間違って友人のドライバーを持ってティーグラウンドに向かいかけ、
注意されるシーンもあった。あまり他人の事は言えない。
我々仲間4人ともが認知症になったら、どんなゴルフになるのだろう?
ゴルフ場に集合する事がまず難しいかも。

それはともかく、今日のところは、オヤジギャグを連発しながらの楽しいゴルフだった。




31日はテニススクールで汗をかいた。
30代の女性とペアを組んで、コーチからボレーのレッスンを受けた。
「2人ともボールを正面で受けすぎている。もっと身体の横で捉えろ」とコーチからアドバイスあり。
少し深いボールを返せるようになった。

当日ペアを組んだ女性は、昔ソフトボールをやっていたそうだ。
ソフトボールでは、ボールを身体の正面で捉えろと言われ続けてきたので
なかなか横で捉えるのが難しい、とこぼしていた。

30日は止まっているボールを打ち、31日は動いているボールを打ち・・・
ちょっと頭が混乱してきた。