自遊日記

定年後の備忘録

国宝茶室 「如庵」

2006-11-12 20:25:11 | 国内旅行
犬山城を見学した後、近くの有楽苑へ。
目下、秋季特別公開中の、茶室「如庵」を見学した。





        有楽苑入り口の岩栖門




前庭に「なんじゃもんじゃ」という変な名前の木が植えられていた。
正式な名前もあるらしいが、覚えていない。
白い花が咲くそうである。
写真、薄緑の木が「なんじゃもんじゃ」だそうである。




重要文化財の書院に接するような形で、国宝茶室「如庵」がある。
茶室の内部は、残念ながら撮影禁止。
写真右の、庭にせり出した格好で建っているのが、「如庵」
外部から見ると何の変哲もない茶室に見えるが国宝三名席の一つだそうだ。

この茶室は、織田信長の弟、織田有楽が京都の建仁寺に建てた茶室を
こちらへ移築したもの。
狭くて薄暗い茶室で薀蓄を聞かせてもらい、勉強になった。
利休風の草庵茶室とは異なる、武家風の端正な茶室だった。






              庭の待合





庭の風情。紅葉にはちょっと早かった。

因みに、有楽は信長、秀吉、家康の3人に仕えた特異な武将。
但し戦いは、あまり得意でなかったようだ。
本能寺の変の際は京都にいたが、いち早く逃亡し、「逃げの有楽」の異名も
あるそうだ。
しかし、茶人としては大きな足跡を残した人物だそうである。


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