津和野といえば鷺舞いで有名ですね。
津和野川沿いに「鷺舞」の像がありました。
古式豊かなな舞い をTVで何度か見たことがあります。
鷺舞は弥栄神社に伝わる神事で、7月に昔からきめられた町内各所で舞われるそうです。
京都から山口を経由して伝わった舞いで、京都人としては親近感を持ちます。
像の横の木は紅葉しかけていました。
後方の橋の下を津和野川が流れています。
武家屋敷が並ぶ殿町通りに、一際異彩を放つ建物がありました。
津和野カトリック教会です。
昭和6年に建てられたゴシック様式の瀟洒な教会です。
隣接する資料館に入ると、キリシタン弾圧にまつわる資料がいっぱいでした。
江戸時代、長崎浦上村のキリシタン信徒153名を改宗させるため
幕府はここ津和野藩に預けた由。
信徒たちは廃寺に収容され、拷問などによって棄教を迫られたそうです。
教会内にベンチは無く、畳敷きという 和洋折衷のめずらしい教会でした。
穏やかな時間が流れる津和野ですが、過去には哀しい歴史もあったようです。
津和野駅近くにレトロなお米屋さんがありました。「鯉の米屋」の暖簾がかかっていました。
お店の人にことわって、裏庭の鯉を見せていただきました。
観光客に優しい町です。
津和野城跡を見るため観光リフトで山の上へ。
赤瓦の津和野の町 を眼下に眺められ、その点では満足しましたが
城跡の見学は出来ませんでした。
リフトを降りて城跡まで往復していると、リフトの営業時間をオーバーする
と言われ城跡探索はあきらめました。
津和野城は蒙古の襲来に備えて吉見氏が築いたもので、日本海の方を向いていた由。
せめて城跡だけでも見たかったのですが、残念です。
ちなみに、上の写真の中央部を横切っているのはJRです。
ここをSLが走る姿も見たかったのですが、残念ながらSLの運行は土日のみ。
残念だらけの城跡観光でした。