自遊日記

定年後の備忘録

萩・津和野・岩国の旅(佐々木小次郎と巌流柳)

2014-11-27 08:20:57 | 国内旅行

錦帯橋の北側に佐々木小次郎の像がありました。

吉川英治 の「宮本武蔵」の中では、小次郎は岩国出身で

燕返しの技を編み出した場所は錦帯橋、と描かれているようです。

これらについては諸説あるようですが・・・

 

 

 

小次郎の像の横に立派な歌碑が建っていました。

小次郎の名前も登場しています。

 

 

岩国城

桜吹雪が城下を染めて  瀬戸の内海 春霞

吉川広家 六万石の ほまれも高き岩国城

 

燕返しを柳の枝に 悟る小次郎 剣の技

三代広嘉 錦帯橋に 命を懸けた錦川

 

 

 

 

 

 

 

橋の近くに「巌流ゆかりの柳」がありました。かなり老木でした。

吉川英治氏の「宮本武蔵」によると・・・

小次郎はこのあたりの柳とつばめを相手に、あの有名な「つばめ返し」の技を 

磨いたそうです。

 

 

 

 

  

 

柳の横に「槍倒し松」なるものがありました。

昔、諸国の大名が他藩の城下を通るときは、行列の槍を倒すのが礼儀となっていた。

しかし大藩が小藩の城下を通るときは、儀礼を守らず槍を立てたまま通ることが多かった由。

岩国藩は六万石の小藩で、まさにこのパターンだったようです。

これに憤慨した岩国の武士たちは、横枝を張った松を植え、大藩といえども

槍を倒さざるを得ないようにした由。

岩国武士の面目躍如 たるものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

岩国藩三代藩主 吉川広嘉公の像 。

錦帯橋を創建した藩主です。

にぎわう錦帯橋をじっと見つめていました。